東京消防庁の方から、yorimoの広告を見た、がんばってください、という旨の留守電メッセージをいただいていた。東京消防庁とは細々とご縁が続いていて、「日本経済新聞」で消防服の記事を書くときに取材させていただいたり(「愛されるモード」に収録)、「ハーパース・バザー」での連載「落日のマッチョ」の記事を書くためにハイパーレスキュー隊の訓練の取材にご協力いただいたりした。2008年の総合防災展の「消防ファッションショー」のためのささやかなお手伝い(助言程度だが)をしたこともある。取材にうかがってそれっきり、というご縁が圧倒的に多いなか、覚えていていただき、こうして折にふれ、元気が出るようなお声をかけていただくのはほんとうにありがたく、あたたかい気持ちになる。

そういえば、「落日のマッチョ」シリーズのハイパーレスキュー取材は、近年もっとも印象に残っている仕事のひとつである。「バザー」の副編集長(当時)だった東野さんの、赤いポルシェに乗せていただいてはるばる訓練場まで行くと、赤い消防車に乗った隊員が、「すげー」とつぶやいていた(笑)。映画のセットのようにつくられたリアルな「現場」を再現した訓練スポットや、さまざまなハイテク装置、訓練の実際、「虎の穴」のようなトレーニングセンター、「放水厳禁」の張り紙つきのドアなどなど、いちいち、ここまでやるのか!と驚かされた。以後、ハイパーレスキュー隊のオレンジの制服をテレビなどで見かけると、思わず敬礼してしまうのだった。

ポルシェやアルマーニやエルメスがいやみなく似合う東野さんは、「どんなところかわからないから」と取材現場にあらかじめ下調査にも行ってくれたり、神楽坂の帝拳ボクシングジム(女子トイレがない)とか流鏑馬の組織とか、ふつうはあまり近づけないようなところにも独自のネットワークでさくさくと取材のアレンジをとりつけてくれた、すばらしく優秀な編集者でもある。「落日のマッチョ」は、東野さんのおかげで、思い出深い仕事になりました(HPのアーカイブで写真ごと全文掲載しています)。

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