プロフだか掲示板だかに、品性のかけらもないひどいことを書かれて引きこもってしまった知人の話を聞きながら、悔しくて哀しい思いに引き裂かれる。匿名で、なんの根拠もない乱暴な中傷を、その言葉が及ぼす影響も考えずに書きちらすのは、ほんとうに傷ついたり、自殺したりする人まででるという点で、テロのようなものではないか。そんなものは表現の自由なんかじゃない。悪意の排泄でしかない。傷害罪が適用されていいほどの罪、という認識があってもいいのではないかと思う。

無視すればいいのだ、というのは、もっともな正論だが、現実に、なんの落ち度も、なんの関係もないのに標的にされ、心から血を流している人を目の前にしたときには、いったいどんな言葉をかけたらいいのか。

とにかく、あなたがそこにいてくれるというだけで、幸せを感じる人間がここにいる、くだらない中傷でつぶされるのではなく、あなたの笑顔を必要とする私のために笑ってほしい、ということだけを伝える。もっとマシなことがいえたらどんなによかったか。

私にしても、信頼してよいと思っていた人から、存在そのものを否定されるような雑言を浴びて、声がでなくなったこともある。「いったいなんで人間は、他人に対してこんな理不尽なことができるのか」という思いはずっとくすぶっていて、それが人間の心理をより深く知りたいという「研究」のモチベーションになっていたりする。

答えはまだ出ない。答えが出るまで、人や、人の作品に対して投げかける言葉は、基本的に、ほめるためにだけ使う、と決めている(嫌いなものはスルーするだけのこと)。

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