成城石井の「はずれくじなしのワインくじ」誘惑に、つい負けてしまう。

6300円。最低でも6590円のワインがはいっていて、特賞は1本だけ、1998年のシャト・ラトゥール(86500円)。まさかこれは当たらないだろうな~と思いつつ、でも当たるかも? とか、2等のエシェゾーでもいいな、とか、最悪5等のカルボーニュルージュでもすばらしいじゃないか、とかあれこれ頭の中がワインワインでいっぱいになって、これはもう、一度買ってみないことには収まらなくなった。今週はバースディーウィークだったことだし、思い切って買ってみる。

あてたのは3等、2001年のシャトー・ド・マル。ふだん7990円で売られている極甘ソーテルヌであった。

・・・・・・正直いって、「甘いもの」が超苦手です。あんこもクリームも縁がなくていい(甘党の方、ご不快でしたらすみません)とひそかに思っているし、ましてやお酒の「甘口」はなによりもダメ。これならまだ5等のほうがよかったかも、とがっかりしつつ、あまり期待しないで開けてみたのだが。

単純に「甘口デザートワイン」と片付けることなど到底できないすばらしさ! 蜂蜜やアプリコットが成熟して腐をとおりこして昇華するとこういう香りになるのか・・・。苦いのもすっぱいのもすべてとりこんだ暁の、何もかも深くのみこんだ後の潔い大人の甘さ、といった、未体験の深いおいしさを味わった。やはりこのレベルのワインになると、甘さの格も違うのだなあ、とあとあとまで余韻にひたる。

そのまま売っててもぜったい買わなかったであろうワインに、こういう偶然で出会えたことはうれしいことだった。明日もう一度このくじに挑戦したくなってきた(夢はラトゥール)。いかん、成城石井さんの思うツボ。 

今週は、自分などさらさらと流れ行く環境の分子が一時的に淀んでいる状態にすぎない、という生物学的観点ほか、さまざまな「大きな視点」や「やさしい見方」にふれることができた、濃いバースディーウィークだった。今週、出会い、ことばを交わすことができた多くの方々に、感謝します。

4 返信
  1. 今井光政
    今井光政 says:

    はじめまして成城ワインくじ購入後よりgoogle検索にてページを見つけその後プログを読ませていただいております。
    私も2等のエシェゾー3等シャトー・ド・マルでした。エシェゾーは普通に楽しめましたが白は飲む気になれず中野様のプログを読み美味しそう~いつか飲みたいと思い現在に至り開封してみました。本当に蜂蜜やアプリコットの香り深い味わいで一言で言い表せないコクと香りの素晴らしい一品でした。
    購入翌日に悔しくて再度成城石井へ行き、ドキドキしながらこれだぁ~と思い購入し自宅で開封してみると手が震えてしまいました。なんとラトゥールだったのです。本当に入っているのだと感動でした。
    11月にまたワインくじやるそうなのでまた私も挑戦したいと思います。

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  2. nakanokaori
    nakanokaori says:

    ワインくじ同好の士がいらしてうれしいです。
    11月には私も再び挑戦したいと思います!
    ぜひ成果を報告しあいましょう。

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  3. mitsu1212
    mitsu1212 says:

    中野様ご無沙汰しております。
    ラトゥールあてた時の件でお世話になったものですが再度ご報告させて頂きます。
    11月にやると言われた成城ワインくじがあまりに遅いので店員さんに尋ねたところ前回のワインくじの売れ行きがあまりよくなかったので今回はクリスマス前にシャンパンくじをやるかを現在検討している段階です。まだ決定はしておりませんがと伝えられました。
    前回の私の記載した11月ワインくじ情報が誤報になってしまっている状態で申し訳ありません。
    m(_ _)m

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  4. nakanokaori
    nakanokaori says:

    mitsuさま
    お気遣い&情報ありがとうございます。そうですか、あれ、ワインの「山」はかなり崩れていたので売れていたのかと思っていたのですが。同じ人ばっかり何度もやってたのかな(笑)。 

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