気になりながら観る機会を逸していた「レボルーショナリー・ロード」をDVDで。アメリカの郊外でのぬるま湯のような生活のなかで、かつての夢が日々失われていくことにうんざりした倦怠期の夫婦が、そこから独立しようとしてますます歯車を狂わせていく。最後はとりかえしのつかない悲劇に。

夢破れたぬるま湯ライフの夫婦を描くという意味では「アメリカン・ビューティー」の系譜だろうか?  にしては笑いもまったくない、「ど」リアリズム映画。50年代のハリウッドでこういう映画がたくさん作られていたのではなかったか? なぜ、今? 美しいはずのディカプリオとウィンスレットが、ぜんぜんきれいに撮れてなくて(あえて、であろうけれど)、さびしい。ラブシーンも殺伐として乾いている。救いも笑いも美もなくて、観た後、なんだかどよーんと落ち込む。とはいえ、こんな重苦しい感覚をときどきフィクションを通して味わっておくことも必要だなあとは思う。というか、フィクションだけでイナフである。

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