◇ニューヨーク・ファッションウィーク関連で目につくニュースが、ヴィクトリア・ベッカムのコレクション。ヴィクトリアが着たら似合いそうな超ボディコンシャスで大胆なドレス(要コルセット)が多いが、今のところ、批評家ウケも悪くないようだ。

それにしても彼女はどこまでいくのか。ポップスター→世界一有名なサッカー選手の妻→三児の母→アルマーニの下着モデルになるほどのファッションアイコン→ファッションデザイナー・・・・・野心も大きいが、それをかなえるエネルギーといい、ストイックなほどの努力といい、ここまでくるといかなるやっかみも寄せ付けないレベルである。あっぱれ。

◇先日、消費のトレンドとして「透明性の勝利」というキーワードがあると書いたが、来春夏のメンズファッションでも、「透明性の勝利」としてくくられそうなものがちらほら。ヒューゴ・ボスのナイロンコート、カルバン・クラインのスケスケのシャツ、アルマーニの半スケのカーディガン、ガリアーノの「アラビアのロレンス」風巻きもの、などなど。

いや、この場合、透明性に重点があるというよりもむしろ、一枚透明なヴェールを通してその奥に視線をさそうことにポイントがあるように見える。上品に透けていたら、どうしたってその奥を想像したくなる。こんなメンズスタイルは、ひょっとしてあれかな、近頃の自称「草食系男子」の、「受け身を装った誘惑」というずるいテクニックと連動するのかな。

断るまでもないが、この場合の透けは、「ランニングが透けてます」の場合の透けとは、ぜんぜん意味が違う透けである。

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