ほとんどテレビを見ない(見る時間がない)のだけれど、たまたま子供と一緒に見る時間帯によく流れてくるCMのなかで、いやに強烈に印象に残るものがあって、それがコンビニのギャル店員が、「肉まんの蒸し器のコンセントでケータイを充電しつつゲームに夢中になっているために、いつまでたってもお客さんに肉まんをお出しできない状態でいる」っていうアレである。

あのギャル店員をやっている芸人が柳原加奈子と知って、エッセイを買ってみた(私も物好きだ・・・)。『柳原加奈子の気になっちゃう感じですか?』(幻冬舎)。

やはりタレント本だから活字が異様に大きすぎたり、スカスカして見えたりするところはどうしてもあるんだが、ところどころ、彼女のきらっと光る観察眼に笑わされた。たとえば同伴キャバ嬢観察のあとの、以下のような目。

「キャバ嬢って、もしかして、職業ではなく、生き方なのかもしれないですね。他人へのライバル意識とか、美しさに対してのハードルとか、なんか無理してがんばりすぎちゃう女の子たちだから、『小悪魔ageha』には、『病んでもいいじゃん』とか、意外と生き方系の企画が充実してるんでしょうね」。

また、スピリチュアル女への、自虐もまじったつっこみ。

「大半の人は職場の人と折りが合わないとか失恋したとか、半径何メートルの悩みがきっかけで、ストーンとか占いにすがり、スピリチュアルにハマるんだと思うんです。『幸せになるために』から始まったはずがエスカレートして、行き着く先が前世とか後世とか、カルマがどうとかになっちゃうと、どこまでも果てしない。いつの間にか、思えば遠くへ来たもんですよ」

森高千里イズム女、なる観察にも笑った。アラサー世代は、カメラを向けると近くにあるものをぐっと顔の近くにもってきたりする、というのである。

「10~20代前半の女性にカメラを向けると、わざとブサイクな顔をしてみたり、だら~っとしたりといつでも簡単に”素”を切り取れます。写真に対して、まったく気負ってない感じ。一方、(中略) インスタントカメラ世代の女性は一球入魂!一枚の写真から楽しさを出そうとしすぎて、近くにあるモノに頼ったりして(その場に存在したモノごと、思い出の証拠品として封じ込めたい一心)、一発で可愛く撮れるよう必死に演出してしまう傾向にあるというわけです」。

まだ23歳だって。 前途ヨウヨウって感じですか? 応援してます。

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