カール・ラガーフェルドやステラ・マッカートニーやジミー・チュウがH&Mとコラボする時代である。ジル・サンダーもユニクロとコラボする。だからこういう流れがきても、おかしくはないのだなあ・・・とは感じる。

ティモシー・エヴェレストがマークス&スペンサーとコラボする。リチャード・ジェイムズがオースティン・リードとコラボする。つまり、あのサヴィル・ロウが、ハイストリートブランド(大衆ブランド)とコラボする時代がやってきたのである。

英「フィナンシャルタイムズ」10月17日付の記事。

リチャード・ジェイムズはオースティン・リードで「カット」というコラボラインをはじめた。オースティン・リード側は、「プレミアムラインを展開することで従来とは異なる顧客を獲得することにつながり、クラシックなスーツからよりファッションコンシャスなスーツスタイルへと移行できる」と満足。このプレミアムラインを展開することで、ヒューゴ・ボスやポース・スミスといった「中間マーケット」のデザイナーレイベルを脅かすことになる、と予測している。

ティモシー・エヴェレスト(ゴードン・ブラウン英首相も顧客だ)は、マークス&スペンサーで「サートリアル」というラインを展開するようだ。エヴェレスト側は「ハイストリートは今、多くのコレクションなんかよりもよほど面白い。ハイストリート・ラグジュアリーというアイディアはイケる。ハイストリートはますます仕事しがいのあるフィールドになっている」と。

低いところと高いところが手を組んで金儲け、まんなかがワリを食う。メンズスーツにおいてもそんなトレンドが。

状況はよく理解できるものの、サヴィル・ロウだけは誇り高く孤高を保っていてほしかった~というのがファンとしての本音ではある。

2 返信
  1. gadogado
    gadogado says:

    背に腹は変えられないということでしょうか?通りとしてのサヴィル・ロウも時代とともに変化してますよね。自分のアポがあるときに行くというよりも、ショッピングストリートとしての傾向が強まったようにかんじます。角にアバクロが出来たり(その前はジルサンダーでしたが)ready to wear を前面にだした新生キルガーが店舗を広げたり(今はオーナーが変わってまたビスポークを中軸にやりたいみたいですが…)、スニーカーも売るランバンが出来たり。サヴィル・ロウは行ってもGieves止まりだよー!なんて冗談も最近は全く聞かなくなりましたしね。

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  2. nakanokaori
    nakanokaori says:

    そうでしたか…やはり。しばらく現地を訪れていないのですが、現状を教えていただき、ありがとうございます。アバクロがサヴィルロウに現れたニュースには「時代の変わり目がついに来た」という感慨を抱きましたが、いまやもう、「別格感」も少なくなってきているのでしょうか。とすれば、さびしいものですねえ。

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