◇今年度最後の大学の出講日。ファッション文化史の講義に、日本のファッショントレンドを研究する海外の研究者をスペシャルゲストとしてお招きする。ハーバード大卒業後、慶應義塾大学大学院を修了してフリーのライター&コンサルタントとして活躍するデーヴィッド・マークス氏と、ミュンヘン大修士課程修了後、慶應大に訪問研究生として在籍しつつ富裕層マーケティングのコンサルタントをおこなっているヘルゲ・フルフ氏。ふたりとも日本語は完璧すぎるほど堪能で、日本のファッション事情を長きにわたって研究している。

日本におけるトレンドについて、人気雑誌の変遷(ノンノの表紙でさえギャル化している!)をきめこまかく追いながら、マスマーケットが「上」ではなく「下」(ヤンキー的なるもの、ギャル的美学)に憧れる傾向を強めていることを指摘する、楽しくて興味深いプレゼンテーションをしていただいた。

日本のファッションの特殊性に関しても、原宿が世界に類例のない、(外国人には)衝撃を与えるほどの魅力をもっていることと、「ルイ・ヴィトン現象」が日本でしか発生していない特異な現象であることを、あらためて教えられた。海外から見た日本を語る、生のことばには、強い説得力があった。学生さんたちもよい刺激を受けたはず。とりわけ、女子学生の目がハートになってました(笑)。お二人に心から感謝します。

アメリカ、ヨーロッパの一流大学からも日本ファッションに対する熱心な研究者が出てきていることを実感し、心強く思うとともに、日本からも積極的に文化的情報を発信していかなくてはならないことを、ひしひしと感じる。

◇小人数ゼミには、学部広報用DVDのために授業風景を撮る撮影隊が入る。教師も学生もKodak courage を発揮し(?)、いつもよりほんのちょっとだけ緊張感のある雰囲気のなか、楽しく終了。一年間、自由で独創的な訳語をたくさん考えてくれて、私がいちばん勉強させていただいた気分である。みなさんほんとうにありがとう。

◇祝!「アバター」ゴールデングローブ賞作品&監督賞受賞。

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