ドイツのファッション誌が「ボディ革命」に火をつけるか?という記事、英「タイムズ」2月1日付け。

ドイツといえば、ヨーロッパのなかでもファッション後進国である。カール・ラガーフェルド大帝はドイツ人のはずだけど、ドイツと距離をおき、自分を「ヨーロピアン」と称している。あとはヒューゴ・ボスくらい?

だからファッション界に対する影響力はどの程度のものになるのか、未知数だが、そのドイツでいちばん売れているファッション誌Brigitteが「モデルフリーゾーン」となることを宣言し、一般の、ふつうの体型の女性を使い始めた、と。

その実験的試みの第一号が79万部(昨年より6・4%増)売れ、読者の反響が殺到しているようである。

欧米における痩せたモデル追放の流れは2005年のDOVE(スキンケア)の広告から始まる。リアルウーマンが下着になり「ナチュラルビューティー」を見せる、という広告。

2006年には何人かのモデルが極端なダイエットが原因で亡くなる、という悲報が続く。

その年、マドリードのファッションウィークでは、体脂肪率18・5以下のモデルが出場禁止となり、2007年には、スペインのショウウィンドウのマネキンのサイズが、極細サイズから「サイズ10」という標準サイズになる。

2009年後半に、アメリカのGlamour誌が「プラスサイズ」のモデル、リジー・ミラーのぽっちゃり写真を無修正で掲載したことで評判を呼ぶ。

同年、アメリカのV誌が、「サイズ・イシュー」を発行、極端に細いか、太いか、のモデルをフィーチャーする。

Vogueに「プラスサイズ」モデル、ララ・ストーンが登場し、話題を呼ぶ。

Brigitteへと流れるこれら一連のできごとは「ちょっとした革命」とタイムズは見ているが、さて今後どうなるか。

ファッション誌は虚構である。虚構なら、つきぬけたほどうそくさいほうが楽しい。だから、あんまり現実と変わらない世界がそこにあってもなあ、という気もするが、細くて美しいモデルばかりを見ていると現実の自分が心底いやになってくる、という経験もたしかにある。

この流れ、メジャーなコレクションにどう影響していくのか、しないのか、注意して見ていきたい。

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