朝日新聞6日付、「悩みのるつぼ」、「妻が新興宗教に凝ってます」の質問に対する車屋長吉さんの回答が重い。

「大多数の新興宗教は『金取り』を目的としています。私の母などは、金を差し出すことによって、精神的には少し気が楽になっていたようです。つまり、騙されて楽になっていたのです。この世に人間として生まれて来たことの不幸から、少しでも救われたいと思う人は、文学・芸術・哲学の道に進む以外に道はないのですが、この道に進むことはきわめて困難なことです。まず貧乏に耐え、勉強をする決心が必要です。その決心は大部分の人には出来ません。従って手っ取り早くは、新興宗教以外に道はないのです」

この方の回答はいつも、ガーンと頭をなぐられ、沈黙させられるような破壊力をもっていて、暗く絶望的な気持ちになることのほうが多いのだが、それが不快ではなくずっと心に重りのようにひっかかっている。

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