「サライ」連載原稿のための取材でニチユー@浅草。窓越しに金色のフィリップ・スタルクによるオブジェを眺めつつ、コンウェイ・スチュワートの万年筆にまつわるお話をうかがう。

コンウェイ・スチュワートの日本代理店であるニチユーさんは、チェス、バックギャモン、トランプといったアナログのゲームを主に扱っている会社である。高級万年筆が、鑑識眼のある大人向けアナログ玩具として扱われていることが興味深かった。

帰り際に倉庫も見せていただいたが、ありとあらゆる国のトランプのバリエーションの、想像を超える豊かさに驚く。54枚、一枚一枚全部絵柄が違うのは、大前提である。その54枚を使って、あらゆる植物や動物を描く、アリスの物語をつむぐ、シェイクスピアワールドを展開する、パリの地下鉄の駅を紹介する、映画のポスターと名台詞を描く、ミリタリークローズを描く、チャーチルの一生と名言を描く、ミュシャの絵を揃える・・・・・・などなど、無限のテーマが広がることがわかった。

エルメスやヴィトンが「トランプケース」を作り続けている理由、ナポレオンとトランプ占いの関係、ジョーカーだけをコレクションしている人の話、などなども教えていただき、「トランプ」というのは紳士文化研究に新しい光をあててくれる突破口でもあるなあ・・・と今更ながらその面白さに気づく。この分野、もうちょっとリサーチしたい。

万年筆の取材にいったはずが、想定外のお宝をもちかえってきたような(苦笑)。

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