「ヴィクトリア女王 世紀の愛」をDVDで。製作にマーティン・スコセッシやセーラ・ファーガソンもかかわっている。ヴィクトリア役にエミリー・ブラント、アルバートにルパート・フレンド。

18歳で即位したヴィクトリア女王の、アルバート公との結婚前後が描かれる。ヴィクトリア女王は中期~後期に光が当たることが多く、初期のことはあまり詳しいことは知らなかった。メルバーン卿との関係や母親との関係、国民の暴動があったことなど、はじめて知ること多。アルバート公がひたすら女王からのプロポーズを待たねばならない立場で、いったいヴィクトリアがどんなことばでプロポーズするのかと興味しんしんだったが、ごく自然なセリフで演出されていて、納得。

でもなんといっても圧巻の見ごたえは、衣装とインテリアだろう。史実に忠実で正確な、戴冠式の衣装と王冠(宝石の位置や大きさまでほぼ完璧)をはじめ、ワンシーンワンシーン異なるビクトリア朝初期の美しいウエストコンシャスな(男性も女性も)衣装の数々。とくにメンズのバリエーションが豊富なのに驚いた。ウェストコート二枚重ね、首回りのスカーフも二枚重ねで、着る方はさぞかしたいへんかと思うのだが、見るにはとても楽しい。チェックのトラウザーズや、刺繍入りジャケットなど、なかなか重厚なのにカラフルである。一着一着、きちんと採寸して仕立ててあるようで、俳優たちの身体にぴったりと合っている。衣装はサンディ・パウエルの仕事、すばらしい。

「僕の代わりはたくさんいるが、あなたの代わりはいない」とヴィクトリアをかばって負傷したアルバート。うらやましすぎる大きな愛。べたべたにストレートな愛のセリフも、この衣装ならさほど違和感もない。

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