神宮前のクレアトウールでヘアエステをしてもらい、渋谷西武のディオールで秋物のファンデとリップを選んでもらい、さあこれで秋準備は完了ということにしておこう・・・というお気楽な休日だったのである(一~二か月に一度、あるかないかという貴重な時間)。

タイムリミットまでちょっとだけ時間があるので、「ジャスティンモード」で目の保養でもしてから帰ろうかと思ってエスカレーターに何気に乗ったら、目的のフロアよりひとつ前のフロアであったが、なにやら強力な磁場が発生しているのを直観。

吸い寄せられるように近づいてみたら、装飾過剰主義でバロックでロココでキャンプでクレイジーで、拒否することなどぜったい不可能な、妖しい誘惑の空間が広がっていた。もしやもしや、これは……とどきどきしつつブランド名を確認したらば……やはり、ガッツ・ダイナマイト・キャバレー! かねてからメディアでショウの模様を観るたび、その遠慮のない奔放な世界に強力にひかれていたのだが、まさか百貨店で期間限定ショップを開いているとは。

しかも接客しているのは、デザイナーのひとり、キャバレーアキさん! じかにデザイナーが接客してくれるよ? この驚きをどう伝えたらよいのかわからないぐらいにアドレナリンが噴出してしまった。

Photo

写真はご了解を得て掲載。アキさんもとてもチャーミングでサービス精神旺盛、関西ノリの楽しい方である(写真からはわかりづらいですが、間近に拝見すると、美形です)。

デザイナー本人に負けず劣らず素敵なのが、お洋服の数々で、このファーを見よ!

Gats

ミンクのパッチワークでできている。素材は日本毛皮協会が助言してくれたとのことだが、細部や裏にいたるまで、とても丁寧に仕上げられていて、世界に対し、メイド・イン・ジャパンの底力を堂々と見せつけられる傑作。着る人が強くないと着こなせない迫力なので、「美輪明宏さん級のオーラのある方に着ていただきたいですね~」と思わずつぶやくと、「美輪さんのことは大好きで、パソコンの立ち上がり画面に美輪さんが出てくるようになってるんですよ♡」とアキさん(笑)。やはり、そういう世界観なのである。

今春におこなわれた東京コレクションで、還暦モデルの秀香さんが出演していらしたことがすばらしかった、という話を伝えると、意外なエピソードを教えてくれた。秀香さんにダメ元で電話をしてみたら、快く「友情出演」してくださったとのことなのだ(「出演料はいらないわよ」と)。あこがれの「雲上人」に思い切って電話をしてみる作り手の勇気と、日本のデザイナーのために一肌脱いでくれたベテランモデル。やはり、あのショーの熱気は、こういう人々の濃くてアツい思いがぶつかりあうところから生まれていたのだなあ、と感慨深く納得。

ガッツダイナマイトならではのアンダーウエア一着購入。しゃれっ気のある女友達へのプレゼントに最高だと思う。あとでゴミになる紙などは使わないということで、ベルベットのポーチに包んでくれる。

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何度も美しく再利用できる。エコでラグジュアリーな発想も、いまどき。

日本発ファッションを担う、頼もしいブランドとそのデザイナーに、幸運な出会いができたことに感謝。気分よく帰宅したら、直してから3か月しか経ってない門扉が壊れていた。いいことと悪いことは、バランスよく同じだけあるもんなのね。

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