2010年9月4日
かなーり昔にDVDで買い置きしておいた「バガー・ヴァンスの伝説」、ようやく観る気になって開封。自分でゴルフを始めてみないと、なかなか興味のわかない世界でもある。
「魂のスウィング」「自分のスウィングを取り戻す」「世界の中で調和するスウィング」「頭で考えず、場を感じる」などなど、人はなぜ「たかがゴルフというゲーム」に人生を語りたがるのか。
ゴルフだけではない。相撲でも野球でもサッカーでもマラソンでも、なぜか男の人は、スポーツを通して人生を語りたがる傾向が強い気がするのだが。
ロバート・レッドフォード監督で、マット・デイモン、シャリーズ・セロン、ウィル・スミス、と主演級は美しい俳優陣。出てくる人物がみんなそれなりに「よい人」である(ライバルでさえ)。たぶんゴルフ好きな人には楽しめる127分。
30年代のメンズファッション、とりわけゴルフファッションが美しく再現されている映画でもある。ニッカボッカーズこと「プラスフォー」、「ゴルフなんて気晴らしなのよ」というネクタイつきゴルフスタイルは、眼福。
僕のまわりでは、麻雀や将棋、囲碁でも
人生を語る人が多いですよ。
男は、語るのが好きなんですよ。
ところで、このレッドフォードの映画
案外、自分としては、拾いものでした。
意外と公開時、話題にならなかったような。
何もかもが綺麗な映画で、そこが訴求力が
無かったのかなぁ?
たけいさん、
>男は、語るのが好きなんですよ。
(笑)ロマンチストですよね。
「バガー・ヴァンス」、たしかに美しすぎる映画ですよね。30年代大不況時代モノなのに、ギャングも出てこないし。
端正で上品な良質の映画ですが、まさにその点が現代の観客ウケしないのでしょうか。商業的な成功って難しいですね。