◇何ヶ月か前に、まったく別々に予約注文していた「マッドメン」シーズン3のボックス、「ゴシップガール」シーズン2のボックス1、「ビートルズアンソロジー」のボックスがほぼ同時に届く。そんな。どれを先に見るべきか。

◇とはいえ、目前の締め切りをクリアするまで封印。インスピレーションを求めてフィリップ・メイソン『英国の紳士』を読み直したら、新しい発見がいくつもあって、しばし没頭してしまう。やはり「ジェントルマン学」は奥深くて面白いとあらためて実感する。

チェスタトンの引用に、にやりとさせられる。

「近代イギリス国家の少数独裁的性格は、多くの独裁国とは違い、富者の貧者に対する残虐性に基づいてはいない。富者の貧者に対する思いやりにさえ基づかない。貧者の富者に対する永続的で確実な思いやりに基づいている」

紳士の美徳を支えてきたのは、紳士階級ではない人々の、紳士に対する「思いやり」。この視点がまたイギリス的。

2 返信
  1. 日本には
    日本には says:

    最近はコメントしていませんでしたが、
    ブログは拝読させていただいております。
    今回の記事、あっさり書かれていますが日本人にとっては難しいテーマです。
    現在の日本では紳士像が明確でなく、ファッション用語でしかありません。
    今回のテーマ関係しそうな本は「大企業サラリーマン生き方の研究」山西均 日本経済新聞出版社です。

    返信
  2. kaori nakano
    kaori nakano says:

    本のご紹介ありがとうございました。読みたい本が多くて「積む」ばかりのこの頃なのですが、機会を見つけて読めたら、と心に留めておきます。

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