◇ここ半月ぐらいのモードニュースから、ささやかにひっかかりを覚えたことをメモ。まずは、スーパーマーケットチェーン「テスコ」が、ケイト・ミドルトンの「婚約ドレス」のレプリカを販売したら1時間で完売というニュース。「テレグラフ」23日付。

英ウィリアム王子との婚約発表会見で、ケイトが着た、ネイビーの胸元切り替えのドレス。ISSA LONONのものだったようだが、テスコがそのレプリカを16ポンドで発売したところ、即完売、と。あのネイビードレスはたしかに「ファッション史に残る」一着にはなりそうだが、レプリカを公然と販売って、著作権などはどうなるのか? ISSAは訴訟しないのか?

◇大人の髪型として短髪が復活、の記事。「ガーディアン」23日付。

たとえば、エマ・ワトソンのニューヘア。ハーマイオニ役を卒業して、長かった髪をばっさりと切り、60年代のジーン・セバーグの、日本でいう「セシルカット」に。英語ではそう呼ばず、「ピクシー・クロップ」と呼ぶ。Pixie Crop. 妖精の刈り込みヘア。

ジーン・セバーグの短髪は、60年代の文脈においては「若さの象徴」だったが、現代のエマの短髪は、もはやキュートな子供ではなく、「大人」になったことを示すメッセージ、と。

◇罪悪感のない毛皮、としてヌートリア(ネズミの一種?)が浮上。「インデペンデント」19日付。

ルイジアナの湿地帯に害を及ぼしているヌートリアが大量に「始末」されている。その毛皮を有効に使うのは、エコロジカルなことではないか?ということで、オスカー・デ・ラ・レンタはさっそくコレクションにヌートリアのファーを使用したウエストコートを発表。ヌートリアの毛皮を「バダス・ファー(bad-ass fur)」として襟元や帽子やケープに使うビリー・リードのようなデザイナーも。

狐の赤ちゃんの毛皮だったら罪悪感を感じて、殺されるべきバダスな動物の毛皮なら罪悪感を感じないという感覚の、微妙な居心地の悪さ……。

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