大平貴之プロデュースのスカイ・プラネタリウム@六本木ヒルズ 森アーツセンターギャラリー。世界初の3Dウォークスルー型プラネタリウムというのはどんなものか?と興味津々で。昨夕訪問。

来館者のほとんどがカップルで、大混雑していたが、科学とアートと遊園地が一体化したような、幻想的な体感空間を楽しむ。よくぞこういう精緻な空間をつくりあげたもの。星座がアイデンティファイできる眼力があればもっと楽しめたであろう。

宇宙の中の地球がどのくらいの大きさでどの程度の位置づけかというのも映像で実感できた。地球なんて宇宙全体から見ればほんとに砂粒よりもはるかに微細。そんな小さなところで狭量な欲や恨みや怒りで頭をいっぱいにして殺し合ったり破壊し合ったりしている愚。

森美術館のほうでは、小谷元彦による「幽体の知覚 Phantom Limb」。実体のない存在や形にできない現象、「幽体」の視覚化を試みる、という野心的な彫刻や体感型インスタレーションの数々。

Dying Slave というコンセプトが印象に残る。人間は同じことを繰り返しながら死に向かっていく奴隷である、というような。巨大などくろがくしざしにされて、ぐるぐるぐると回転している。あとから調べてみたら、先駆者があり、ミケランジェロが「Dying Slave」という彫刻を彫っていた。腕と胸を拘束されて、のけぞっている男の彫刻。瀕死の奴隷、といったイメージ。ルーブルにあるそう。小谷さんはミケランジェロとは違う意図で、Dying Slaveを解釈しなおしたようだ。

おどろおどろしくもあり、不可解なところもある、白日夢のような世界だったが、見えないものの存在を考えることで逆に現実の生を見つめなおせ!というメッセージは伝わってきた気がする。

Head_01_2

0 返信

返信を残す

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です