『ヨーロッパ超富豪 権力者図鑑』のインパクト大きく、迷わず買った、シリーズ第一弾の『世界権力者 人物図鑑』(日本文芸社)。副島隆彦があとがきで「この本を出したあと、私に何が起こってもいい。その覚悟をしている。私の遺言書のような良い出来の本である」と書いている。それが大げさには聞こえない。フィクションなのか現実なのかわからないほどの衝撃的な話ばかりで、何をどれだけ信じていいのかわからない。

中川昭一さんの、あの朦朧会見を仕組んだのは、世界銀行総裁ロバート・ゼーリックである、という指摘。

世界には実質的に支配をする「世界皇帝」がいて、それがデイヴィッド・ロックフェラーという男であるという指摘。ロックフェラーが大統領を決め、大統領を操っているという話には、映画のシナリオを読んでいるかのような気分にさせられる。

「オバマはやがて保険法案や金融・経済政策に失敗し、国民の不評を買って、"I resign."(私は辞任する)と、健康上の理由を挙げながら辞任していくだろう。遅くとも2011年中に」。

そして次にヒラリー・クリントンの政権ができる……という予言が続く。

記述される事柄の多くには半信半疑ながら、やはり人物の内面をえぐりだしてみせるポートレイトは圧倒的な迫力で、ロックフェラー95歳の充血した目、黄ばんだ歯には、思わずアクマの幻影を見てしまう(笑)。こういう権力構造があることを知ることで、ニュースの見え方も全然違ってくる。

それにしても。中川昭一さんを失脚させる作戦に、「直接手を下した男」として財務省国際局長だった人と、読売新聞経済部の女性記者の名前がはっきりと実名で挙げられている。だいじょうぶなのか? 読みながらどきどきしてしまう。

「不都合な真実」のアル・ゴアの本当の狙いに関しても、「原発を世界中に建設すること」という断言。権力者一人ひとりの「裏」が大きすぎて、全員分読み終わるとめまいがしてきた。私たちはあまりにも多くのことを「知らされていなかった」ということなのか?

さりげなく記述された数行も、水爆級のインパクトがある。「ラムズフェルドが37歳の時、1969年7月のアポロ11号の月面着陸という捏造が、彼の指揮下で行われた」。

……って、歴史を覆すようなことが、ほんとに、さらっと、書かれているのである。無知蒙昧な私などはええーっ?!とただ驚くばかりなのだが。

今後の勉強の方向を大幅に変更しなくてはいけないような気にさせられた本。   

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