あちこちの美術館でメンズファッションの展示がおこなわれている、というニュース。英ファイナンシャルタイムズ、13日付。

淡々とした黒っぽいスーツばかりが並んでいてもつまんないのではないか? という懸念をふきとばすカギは「コンテンツとコンテクスト」、だそう。たしかに、メンズファッションには、女性のモードのように一点ずつ見て目を奪われる、というような楽しみ方とは別の楽しみ方がある。「連続性とコンテクストを理解して享受する」という知的な楽しみ方が。広い視野とか知識が必要になるかもしれないが。

ファイナンシャルタイムズは、一部課金制になっていて、ここでリンクをはっても見られない可能性もあるので、以下に同紙のサイトが紹介する展覧会を。

☆"Tommy Nutter: Rebel on the Row"、ロンドンのファッション&テキスタイル美術館にて。 5月20日から10月22日まで。

www.ftmlondon.org

   (トミー・ナッターは70年代に活躍したサヴィルロウのテイラーで、ミック・ジャガーやエルトン・ジョン、アンドリュー・ロイド・ウェーバーなどのスーツを作っている)

☆"Walter Van Beirendonck: Dream the World Awake"、アントワープのMoMu(ファッション美術館)にて。9月14日から2012年2月19日まで。

www.momu.be

(Walter Van Birendonck はベルギーの前衛的なスーパースター)

☆"Dandy"、スウェーデンのNordiska Museet にて。5月末まで。また、同美術館で、"Men in Bathing Suits" 9月18日まで。

www.nordiskamuseet.se

☆"The Peacock Male"、フィラデルフィア・ミュージアム・オブ・アートにて。7月まで。また、同美術館で、"Tailoring Philadelphia"、夏の終わりまで。

www.philamuseum.org

☆"Yohji Yamamoto" 、ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館にて、7月10日まで。

www.vam.ac.uk

以上、メンズファッションの展覧会情報でした。

蛇足ながら、講演会の案内です。来週21日(土)、13:00~14:30、神戸ファッション美術館にて「スーツの原型ができるまで <男らしさ>の表現の変遷」というテーマでお話をします。神戸ブランメル倶楽部のイベントの一環ですが、女性の方ももちろん大歓迎。おまけとして、女性のお客様の関心を意識して、ロイヤルウェディングにまつわるストーリーもちょこっと解説する予定です。入場無料。お申込みは、こちらから。

http://www.kobe-bc.jp/event/event.html

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