オバマ米大統領夫妻が、イギリスを訪れている。「バーベキュー外交」(庭園内でバーベキューのランチ)とか「ピンポン外交」(上着を脱いで卓球)とかすでにフォトジェニックなさまざまな外交パフォーマンスがおこなわれていて、たしかに椅子に座って「会談」しているだけの光景よりも目をひきつけるものであるなあ、と感心。

パフォーマンスもさることながら、今のところいちばん揶揄されているのが、オバマ大統領による、晩餐会での乾杯ミス。女王陛下に乾杯をしようとしてスピーチするが、その最中にオーケストラがイギリス国歌の演奏を始める。オバマ大統領、かまわずスピーチをつづけ、「みなさん、私と一緒に乾杯を」というが、会場はシーン。となりの女王様も、無視。痛い、大統領…。

それもそのはず、プロトコルにおいては、「国歌が演奏されている最中は、立ってそこに注意を向けること」という決まりがあって、そもそも’God Save the Queen’が演奏され始めた時点で大統領はスピーチをいったん中止しなくてはいけなかった。スピーチの途中で勘違いして演奏をはじめたオーケストラもまずかったのかもしれないが。でも’To Her Majety, the Queen’と言われればそれを合図として演奏を始めるのはオーケストラの仕事だ。そのセリフを先に言った後に延々とスピーチを始めた大統領も大統領であった。以下「テレグラフ」に動画と解説あり。

http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/barackobama/8534947/Barack-Obama-suffers-royal-toast-mishap-at-Queens-banquet.html

ま、過ぎたことは過ぎたこと。単なる社交上のちょっとしたミスとして、オバマ大統領も笑い飛ばしているというし。

でも服装以外のプロトコルを脳裏に叩き込むためのいいきっかけになった。「国歌が演奏されたり斉唱されたりしている間は、ほかのことをせず、立ち上がって注意をそこに向けること」!

大統領のおかげ。Thank you.

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