◇「サライ」8月号発売です。連載「紳士のもの選び」で宮脇賈扇庵の扇子について書いています。機会がありましたら、ご笑覧ください。

今月号の特集は「涼しい夏の知恵」。住まい、衣類、寝具、料理における涼しくなるための実践的な知恵が満載。エアコンなどなかった時代の日本の夏の風物詩の数々が、モダンバージョンで復活していることに気付く。蚊帳に風鈴、籐の枕、打ち水用の手桶、そして、すだれ。

……という懐かしいような新しいような、といった写真をつらつらと眺めながら、やはりここに和装の男性がいてもいいのではないか?という気がしてきた。すでに提唱していらっしゃる方も多いが、仕事着としてアロハがOKになるくらいなら、夏の着物のほうが日本の季節の理にかなってるのでは。武家が夏に着て出仕したという帷子(かたびら)とか。湯上り浴衣にならないための着こなし教室、みたいなものが必要になるかもしれないが。

はっと気づかされたこと。「打ち水はアスファルトにかけても、逆効果」。巻頭の、江戸文化研究家の石川氏と、昭和の暮らし博物館館長の小泉氏の対談で指摘されていた。焼けたアスファルトに水をかけても、すぐに蒸発して、むしろ蒸し暑くなるのだと。打ち水は地面が土でないと意味がないのだそう。炎天下のアスファルトに水まきのこれまでの努力、むしろ蒸し暑さを加速させる原因になっていたかも……(冷や汗)。夕方に、土の部分に水をまく、これが鉄則らしい。

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