12日の次世代産業ナビゲーターズフォーラムには、もう一つ、重要な講演があった。京王プラザホテル内・プラザ30階クリニック副院長で内科医の土井里紗先生による「放射性物質に負けない生き方」。こちらも大きなテーマであり、できれば少しでも多くの人にお届けしたい情報でもある。土井先生は、素人にもわかりやすく、数値や図表をまじえてとても丁寧に解説してくださった。以下、概要をメモ。

・「基準値」などと聞くと、基準以下なら安全なのかと錯覚してしまうが、放射線物質はどんなに低線量でもDNAに損傷を与え、有害な影響を与えうること、リスクはゼロにならないことを、まずは知っておきたい。

・なかでも、放射線物質が細胞に直接ふれる内部被爆は、リスクが1000万倍になる。

・混同してはいけないのは、自然界の放射線と人工放射線。自然界の放射線物質は自然に体内から排出されるが、人工放射線物質は体内で蓄積され、濃縮される

・現在、暫定基準値を定めているICRPは、内部被曝を過少評価している。そもそも、たった一つの細胞の損傷でも危険なのに、ICRPはその点をまったく無視して体内全体に広げてリスクを想定している。ICRPは原子力をサポートする立場にあり、ICRP基準で考えるのは、かなり危険。この基準で無視されている被曝が、実は相当ある。そのうえ、現在、日本で定められている基準の数値は、世界の基準と比較しても、驚くほど高い。(このあたり、すべて豊富なデータをもとに説得力をもって示していただいたが、ここでは数値をパスして概要のみ記します)。つまり、国の発表する暫定基準値は、安全ではない

・国はどうやら経済優先で、汚泥肥料の流通をも許しており、それがすでに全国に広まっている可能性がある。とすれば、日本全土が放射能に汚染されている危険がある。(牛肉でさえ、看過されているのだ……)

・であれば、どうすれば私たちは放射線物質から身を守ることができるのか? まずは答えを言ってしまうと、水素である。

・老化の原因、病気の原因になるのは、活性酸素、ヒドロキシラジカル。活性酸素を増やす元凶として、ストレス、タバコ、過度のアルコールなどが知られているが、ほかならぬ放射線物質も活性酸素を出すのである。放射線物質が体内に70%存在するH2Oに反応して、ヒドロキシラジカルを発生させる

・抗酸化物質としては、ビタミンACE、カルシウム、亜鉛、ポリフェノール、カロテノイド、セサミン、サポニン、Q10などがあるが、強毒性のヒドロキシラジカルを消去できるのは、水素のみ。水素は、ヒドロキシラジカルを選択的に消去する。

NASAも、宇宙飛行士たちの放射線排除に、水素療法を用いている。水素水接種、または水素を吸引する療法である。

・・・・・・というわけで、水素の摂取が放射線物質の危険から身を守る手段の一つであるということを知った。少なくとも、水素を摂取することは、生活習慣病の対策にもなる。

水素水のレンタルサーバーなども出てきている。かなり高価である……。あおったりするつもりはない。でも、知っておくべき重要な情報の一つとして、ぜひみなさんにお届けしたい。各自の行動を決める判断材料の一つとしていただきたい。

講演のあとに、宮内さんが紹介してくださったエピソードが鮮烈に印象に残る。当フォーラムでも講演された山本寛斎さんから直接聞いたお話として。寛斎さんは、福島の事故の後、すぐにチェルノブイリを訪問したそうである。その地で寛斎さんの目にとまったものは、20代の多くの若い女性たちの、首に巻かれたスカーフ。甲状腺の手術の跡を隠すために、女性たちはスカーフを巻いているのである。この事実は大きくは報道されない。なぜなら、それが報道されてしまうと、縁談に支障が出るから。当のチェルノブイリの人たちが、被害の大きさを「知られたくない」と言っているのである。このジレンマに胸がしめつけられる。

1 返信
  1. 被ばくを最小限に抑えるための知識
    被ばくを最小限に抑えるための知識 says:

    放射性物質から防護対策

    このたびの東日本大震災で被災された方々、そのご家族、ご関係者のみなさまへ
    心よりお見舞い申し上げます。
    震災後、福島第1原発の放射能漏れ事故の影響で消費者が水道水を敬遠し、
    ペットボトルなどのミネラルウォーターなどの飲料水を買いだめする傾向がみられています。
    安全な暮らしに役立つ生活術などをまとめてみました。…

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