2011年9月29日
まずい。見始めてしまった。これヤバい(って大学生みたいですいません)。ジョナサン・リース・マイヤーズがヘンリー8世をやるテレビドラマ「チューダーズ」。本国イギリスではシーズン4を終了したみたいだが、日本ではようやくこの秋、シーズン1のDVDボックスが発売になった。
当然、予約しておいて発売とともに届いたものの、あれやこれやそれやのミッションを終えてから見ようと手元に置いておいたらはや一か月以上経つ勢いで、これじゃあ死ぬまで見れん、と思って見始めたらば、やはり甘美な地獄にずるずると引き込まれる。
冒頭から「暗殺」で血なまぐさく始まる。謀略、暴力、殺戮、政治、スポーツ(武芸)、宴、それらと妖しいコントラストをなすエロティックなシーン。ヘンリー8世がどういうことをしたかは、歴史としてすでに知っている。その背景、そのプロセスが、現代人にも響くように、丁寧にスキャンダラスに描かれる。
しかも、この美しすぎるチューダー朝の衣装は、なにごとか。 家臣ひとりひとりにいたるまで、贅をこらした素敵なチューダーコスチュームの数々。ましてや酷薄で横暴な印象が長所になっているジョナサンの着る「王の衣装」のカリスマ性たるや!すべてモダナイズされているのがまた心憎い。1シーン1シーンが古くて新しい絵画のようで、生きていてよかった級の眼福。
日本でこれを放映している会社(AXN)は、「25時」とか「27時」とか、それって何時ですかという時間帯にやっていた。やっと普通の時間(笑)にDVDで見られる幸せ。
あ~でもさすがにここでいったんストップせねば。
続きは、また近日中に。
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