「サライ」11月号発売です。連載「紳士のもの選び」でカールツァイスのルーペについて書いています。機会がありましたら、ご笑覧ください。

今月の特集は、京都。この季節になると、いろんな雑誌が、京都特集を組む。私は正直なところ、京都の「ほんとうの」(と通がよく言うところの)楽しみ方を知らない。知ってみたい気持ちも半分あるとはいえ、今さら知ろうと関心を示すことがあさましいように見えるのではないかと恐れる気持ちもある。まあ、そんな分野はほかにも無数にあるわけだが。

とはいえ、あれこれの逡巡など超えて、本誌の写真はとても美しく、目がうるおいます。

◇朝日新聞8日付土曜版be on Saturday、フロントランナー。映画プロデューサー、中沢敏明さんの装いがかなりユニークで目をひいた。糸の織りの具合で格子柄に見えるブルーの上着に、黒字に白の水玉模様のクレリックシャツ。紺のタイ。襟元には、社員証にしてはデコラティブすぎるブローチのようなアクセサリー。上着の襟が浮いているので、たぶん、うるさ型の評論家はケチをつけるだろう。ジャストフィットしてないし、よき趣味の逆をいってる、と。だが、これはこれで、この人の精神のあり方を強烈に表しているようにも見える。

と思ったら、そのお言葉に納得。

「周囲を見渡すと、若者もオジサンも生き方指南の本を読んでいる。これではみんな同じような生き方になる。僕は、皆がいいと言う方向の逆へ進もうと考える性格です」

「プロデューサーは時代の潮流を見るべきだという人がいる。僕がそんなことしたら映画が出来た時には潮流は去っているでしょう。僕は自分がいいと思う企画を立てる。時代性は映画が出来た後でくっつければいい」

だれかが決めたルールなど知らぬ、時代の趣味など俺様が先導する、みたいな勢いの破格ファッション。となりの三池崇監督ですらフツーに見えてしまうほどの、インパクト。

Nakazawa_miike

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