「メンズファッションの教科書シリーズNo.10 定番品の教科書 秋冬編」(Gakken)。「メンズファションを革新し続ける、ブルックス・ブラザーズの軌跡」という章を書きました。機会がありましたら、ご笑覧ください。

こちらは、なにか書いてるというわけではないのですが、特集に面白い記事があったのでご紹介。「日本女性に、男たちは今これを求めている!」 で、ぐっどうぃる博士、戸賀敬城氏、名越康文氏からの「男のホンネ」。

恋愛カウンセラーのぐっどうぃる博士は、趣味をもって自分の人生を楽しんでいる女性やきらきらしている女性(25ans的な女性?)に対して冷や水を浴びせる。乱暴にダイジェストさせていただくと、

「いつも自分磨きをして、人生を楽しんでキラキラと生きて、メイクやファッションを完璧にすればいい」といった女性誌的価値観で生きている女性は、男性の劣等感や無関心を引き起こすだけ。「男性の提供するエンターテイメントに素直に喜び、男性の支えを必要としていて、何でも屈託なく話し、女性らしさを忘れない人」という男性のニーズに的確にこたえられる戦略が必要、と。

次、メンクラの編集長、戸賀さん。「知識や経験は、幾らあってもそっと包み隠してほしいですね。(中略)みんな、そのままで十分パワフルで華やかなんだから、それを全部アピールされると男性は疲れてしまう。ちょっと控えめに隠して、男性を立ててくれる余裕がほしいね。そうやって、嘘でも持ち上げられて大事にされれば、男たちも『この女性の喜ぶ顔が見たい』と大切に扱うようになるんです。……(中略)実力を隠して、男性が支えたくなるような、本来の『レディーファースト』の気持ちを引き出す女性であってほしいね」

トリの精神科医、名越先生。「今の男性たちがどんな女性を求めているか。それは、安易な刺激や目先の欲望に振り回されず、平穏に、心穏やかに暮らすことができる女性だと思います。男性は女性の荒ぶる感情が苦手ですから、理想とする自己実現のために、日常の波立つ心を制御できる女性に惹かれるんです」。

ニーズにこたえる戦略。男性を立てる演技。そして波立つ感情の制御。女性が目指すべき次なる領域は、どうやらこのあたりにあるらしい。さ-て。この方向へ舵取りしてあとひとがんばりするか、それともわが道をぶっちぎるか、はたまたぜんぶ放棄して隠居するか……(笑)。(←お断りするのもヤボのきわみですが、私のことではなく、これからの女性誌の方向性なんかを意識してこう言ってます。私自身は演技も策略も制御もできず、感情のままに動いて失敗をくりかえすばかりの野蛮人です。←……って聞かれてないですけど)

そういう視点であらためて表紙を見ると、一見、女学生のような風情のキム・テヒ。ヘアメイクもやや昭和っぽくて、白い襟が修道女みたい。でもこのお洋服はルイ・ヴィトンである。このあか抜けなさ、戦略と演技でがんばるわよ!宣言にほかならんだろう。

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