アルチュール・ランボーの誕生日。ということで友人が書き送ってくれたランボーの一節から、苦しい時期に読んでいたことがあったことをなつかしく思い出した……。今読むと、また違った味わいがある。

「地獄の季節」のラストの「訣別」。あらゆる苦しみのあとにくる新生への希望の光を感じさせるような一節。

[E:spade]Cependant c’est la veille. Recevons tous les influx de vigueur et de tendresse réelle. Et à l’aurore, armés d’une ardente patience, nous entrerons aux splendides villes.

Que parlais-je de main amie ! un bel avantage, c’est que je puis rire des vieilles amours mensongères, et frapper de honte ces couples menteurs, j’ai vu l’enfer des femmes là-bas ; et il me sera loisible de posséder la vérité dans une âme et un corps.

しかし今はまだ前夜だ。流れ込んでくる力強い命と愛をすべて受け入れよう。そして暁が来たら、燃え上がる忍耐で武装して、僕たちは光り輝く街々へと入っていくのだ。

(中略) そしてぼくには、一つの魂と一つの肉体の中に、真理を所有することが許されるだろう。[E:spade]

「光り輝く街々」へ入っていこうとする前夜、長く苦しい夜が明けようとするその直前の、こういう瞬間が、もっともフレッシュで充実していて美しいときかもしれない……とランボーよりもずっと長生きしてしまった身で思ったりする。

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