こちらは、ひたすら眼を楽しませるための、新刊の美装本。ゲイリー・クーパーのスタイル写真集。Gary Cooper: Enduring Style.

ラルフ・ローレンによる前書きつき。クーパーの魅力をこんなふうに解説する。

He had an ideal American look—unstudied yet refined, natural, and playful.  There was a charm about him in the way he didn’t take himself too seriously.  He had that sort of "aw shucks" attitude, plus a look that was all about quality, and a way of dressing that was very much his own.

"クーパーは理想的なアメリカ人の風貌だった。凝っていないのだけれど洗練されていて、自然で、茶目っ気があった。自分自身をさほど重たく考えていないような飄々とした風情に魅力があった。「よしてくれよ、照れるじゃないか」という雰囲気を漂わせており、品格があって、彼自身の装いのスタイルを持っていた" (ちょい意訳込み)

"aw shucks" attitude、という言葉をはじめて知った。"aw shucks" というのは、なにか善行を褒められたりしたときに、「よしてくれ」「まいったな」というときの言葉らしい。

クーパーのまっすぐな視線と姿勢がすがすがしい。アメリカン・スターというのはかくあるべき、という模範のようなたたずまい。

でも、一方、あまりにもあっさりとハンサムハンサムしすぎていて、「この人は悩みなんかあったのだろうか? …いや、なかっただろうな…」という思いが湧き上がってきて、それが若干の物足りなさにもつながっている。男の外見には、ある程度、なにか修羅場を潜り抜けてきたようなシブみがあるほうが、個人的には好きかな。(観客は勝手なものだ)

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