ある男性誌の編集者に、ダメな男の条件を挙げてくれと聞かれて、「名言集とかハウツーものばっかり読む男」と答えたことがありました(そういう本をたくさん売ってる出版社だったので、結局活字にはならなかったけど)。

でも、ちょっと弱ってるときなんかについ買ってしまうんだな、この種の本。

The Art of Manliness: MANVOTIONALS; Timelss Wisdom and Advice on living the 7 Manly Virtues. by Brett and Kate McKay.

古今の偉大なる男の言葉のいいとこどりした名言集。7つの男の美徳とはすなわち、

Manliness(男らしさ), Courage(勇気), Industry(勤勉), Resolution(決断力), Self-Reliance(自信), Discipline(規律), Honor(名誉)。

各項目それぞれについて、散文や韻文やスピーチなどから拾い集めた名言のつなぎ合わせによって解説してある。ネタ本としてならいいけれど、やはりこれを「愛読書」として挙げることは憚られるような、そんなビミョウな位置づけの本。最初のバージョンが大ヒットしてこれが進化版、ということはやはりこういう手軽なジコケイハツ本は売れてるんですね。

あまりの「男らしさ」に魂をゆさぶられるような人というのは、こういう本の定義には決しておさまらないどころか、規格を大きくはずれていたりするんだけどね。「愛のむきだし」のユウくんとか。結局、その人が置かれてしまっている、世界でたった一つの関係性のなかでしか、男の美徳なんて考えることなどできないのよね。

……ということを、一般論を読むたびに、虚しく確認する。

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