「WWD」本日付のvol.1672、「ファッションはニュースだ!!!」。斎藤和弘さんとWWD編集委員の三浦彰さんによる、ずばずばとファッション界の核心をつく対談の連載で、毎号、楽しいというかコワ面白い。その第18回めにあたる今日の「『坂の上の雲』と『川原でバーベキュー』」の話が、とりわけ興味深かった。

話題の本、『絶望の国の幸福な若者たち』の話から始まる。日本はこのまま沈没していくけど、若者はフリーターやりながら週末に仲間と川原でバーベキューやれたら幸せ、みたいな論調はどうなんだ、と。

現代の20代の「川原でバーベキュー」派に対して、幕末や明治の若者は、視野を世界に向けて野望を追いかけた「坂の上の雲」派。現代の若者は、サッカーや野球、金融業界などに多い「坂の上の雲」派と、「川原でバーベキュー」派とに、真っ二つに分かれている。

で、ファッション業界の若者はと言えば…。

「三浦: 追いかけないよな。パリコレに出たいとか誰も思わなくなってるんじゃないの。東コレの仲間うちでワイワイ楽しく騒いでさ、同じだよ、川原でバーベキューしている連中と(笑)。東コレは多摩川のバーベキューか」

ぐさっとくるような表現かもしれないが、たぶん、当たってるんだろうな。

でも、ファッション業界であってもビジネス系は「坂の上の雲」を見ていると斎藤さんは指摘。さらに、高い志を抱くのは地方の人であることを三浦さんは指摘。ユニクロの柳井正氏は山口、アイジーエーは福井、ポイントの福田三千男氏は水戸、パルの井上(英隆、隆太)氏は大阪、そしてクロスカンパニーの石川康晴氏は岡山。

「斎藤:地方からは『坂の上の雲』が見えるけど、多摩川の川原から『坂の上の雲』は見えないってことかな」

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