「面白い」って、こういうことなんだね、とコワゴワ納得した記事。2月6日付WWD, vol.1673の「ファッションはニュースだ!!!」第19回、「コム デ ギャルソンは神聖にして侵すべからずか!?」

2月1日発売の「ペン」の特集がコム デ ギャルソンだったことを受けて。「かなり安全運転」という三浦さんによるきびしい評価からはじまる。で、川久保さんに取材経験のある斎藤さんや、編集長の山室さん(飛び入り参加)による、取材の舞台裏の暴露がつづくのである…。

斎藤「最初は30代半ばだったから、なんでも聞いたね。でも答えは『ええ』『そうですね』だけ。インタビューにならないんだよ。仕方がないから原稿を書くじゃない。そうすると、広報から真っ赤に直しが入っていて、川久保さんが饒舌になっている(笑)」

山室「僕は20代のときにファッション通信でインタビューをした。テレビって、デザイナーの言葉しか使えないじゃないですか。それが『はい』『その通りです』だけで。『番組になりません』って言って、ギャルソンに謝りに行ったことがあるほど」

もちろん、三方とも川久保さんのすごさや鋭さを十分に認めているのだ。ただ、インタビューとなると、お決まりの型になってしまって、それが逆に、川久保さんを神聖不可侵の存在に押し上げてしまっている、と。

(本人が語らないことで、逆に周囲があれこれと気を遣い、不足分を読み込み、伝説となっていく…という仕組み、ブランメル伝説とも通じるところがあるかも)

その後、川久保さんに関するゴシップネタがちらちら紹介されるのだが、それがなんとも具体的で生々しくて。お父さんが慶応大学の事務局長だったとか、トランクが真っ黒のグローブトロッターだとか、車は三菱のデボネアから、クライスラーのPTクルーザーに変わったらしいとか、歯を見せたら罰金とか、真偽のあやふやな川久保伝説の数々。

実はほかならぬこのあたりから、いやでも川久保さんのふだんのお姿がイメージできてしまい、そこに親近感をおぼえてしまったのだ。

取材の舞台裏を暴露するからといって川久保さんを貶めているわけでは決してなく、かえって、読後、彼女に対する好感度が格段にアップするという離れ業。

あ~、下世話だけど、オモシロイって、こういうことなのね。あたりさわりのない正論を書くくらいなら、これくらいの具体性をもって感情に迫らないとね。

2 返信
  1. kaori
    kaori says:

    >三浦さま
    こちらこそ、いつもいつも刺激的な対談を楽しませていただいて感謝しています。
    これからもますます鋭くタブーなく切り込んでいってくださいね!
    応援しています。

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