昨日は「サライ」連載記事のため、銀座ミキモト本店に取材。

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紳士のためのパールアクセサリーがテーマなのだけれど、天然真珠の作られ方、養殖真珠を普及させるための御木本幸吉氏の並ならぬ奮闘、戦前の凝ったパールアクセサリーのデザイン、そして環境とともにある現在の真珠産業などなど、かなり広範囲にわたる真珠ワールドのお話を伺うことができた。

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写真は、戦前の紳士用のタイピン。アスコットタイのようなスカーフ状のタイをこのピンで留めるのですね。かなり長くて、安全性はどうだったの?とヒヤリとする。カタログを見ると、アールデコ調のデザインとか、凝ったものも多い。「華族」が健在だった時代って、今よりもはるかに贅沢な装飾品が存在していたのね。

誌面でとりあげるのは、タイピンではなく、カジュアル全盛の今どきアイテムの提案。たとえば編集担当オオクボさんは、気をきかせてこんなパールのアクセサリー使いで取材先に来てくれましたが、なかなかよいと思いません?

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広報担当の八木さん、市川さんのお話がすばらしく説得力があり、資料もふんだんに用意していただいて、なんというか、さりげないのにきめ細やかな応対ぶりに、「一流だなあ…」という感慨をしみじみ抱いてお店をあとにしたのでした。テイラーの健次郎氏が、パリのエスプリとは相手に「さりげないのに、別れた後に気持ちのいい感情を残すこと」というようなことを話していたが、まさしくそんな感じ。果たして自分は会う人に対してそういう振る舞いや言葉づかいができているだろうか?と思わずわが身をふりかえる(^_^;) 

資料としていただいた御木本幸吉語録がまた面白く、笑えることばも多数。「ご婦人の病気なら、真珠の首飾りでたちどころに治るようです」とか。

写真は応接室に飾られていた御木本幸吉氏の像。

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楽しくて意義深い取材になりました。ミキモトさま、ありがとうございました。

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