昨日のミス・アシダ2012-13 A/Wコレクション、日本橋三井ホールにて。

大胆なデザイン、冒険的な工夫が凝らされて、モダニティにあふれているのだけれど、「現実に着ることができる」エレガンスを保っているのが、多恵さんのあっぱれなところ。

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リアリティとモード感を両立させているコレクションの底流には、「ミス・アシダを愛してくれるお客様を素敵にしたい」という多恵さんの思いが流れている。クリエーションの評価もさることながら、まずは何よりも着て喜んでくれるお客様が大切、というブレない姿勢にすがすがしい思いがする。

新アイテムで、いいなと思ったのが、アームパッツ。秋冬シーズンに出たレザーパッツの両腕版。これを合わせるだけでサイバークールな雰囲気が醸し出せる。なによりも、あたたかそう。手袋だと指まで覆われてなにかと不便だが、これは指が自由になるのがいい。

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観客席には、実際にミス・アシダに身を包んだ顧客がずらりと並ぶ。芦田淳先生のショウでもそうなのだけれど、「着る人」の顔が見えるというのは、なんと健全なことなんだろうかと思う。もちろん、「これ、いったい誰が着るのか?」というシュールで実験的な服にもまたそれなりの面白さはあるのだが。

デザイナーがお客様を素敵にしたい、喜んでもらいたいと思って服を作り、顧客もそれに応えて「着る」ことで支援し続ける。このシンプルな基本を続けていくことが、実はなかなか難しいからこそ、尊く感じられたひととき。

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