8日(日)付朝日新聞「仕事力」内田樹先生の巻、第2回。「消費者マインドの弊害」に深く共感。

今の子供たちのふるまいを支配しているのが「賢い消費者になる」というマインドであるという指摘。

「消費者的基準からすれば、最低の学習努力で最高の学歴を手に入れたものがいちばん『賢い学生』だということになります。だから、合格ぎりぎりの60点を狙ってくる。(中略)60点で合格できる教科で70点を取ることは、100円で買える商品に200円払うような無駄なことだと思っている」

ミニマムの労力で最大の成果を。っていうか、最低限のラインをクリアして無難な成果を。に近い発想ですね。なにそれ。ここ数年に流行っていた胡散臭い自己啓発本の弊害がここにきてるんではないの?

で、労働についても同じように彼らは、「最も少ない努力でもっとも高い報酬を提供してくれる適職」を求めている、と。

「そういう人は、自分が労働を通じて変化し成熟するということを考えていません。でも、『その仕事を通じて成長し、別人になる』ということを求めない人のキャリアパスは存在しないのです」

よくぞ言ってくださいました! 最低ラインクリアの無難な成果をたどっていくような連続では、やせ細っていき、ついには道が途切れてしまう。そんなもんだと思います。自戒をこめて。

0 返信

返信を残す

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です