朝日新聞夕刊の、福田宏樹記者によるニッポン人脈記が2日続けて面白かった。まずは、23日(月)、「あの頃 アメリカ15回 政治『御指導』なき後は」。

麻生太郎は日本の「王子」だった(!)。スタンフォード大の特別大学院生で、同じ資格の留学生がもう一人いて、それはイギリスの王子だった、と。で、記者は尋ねる、アメリカの社会はなじめましたか。麻生太郎は首を振り、こう答える。

[E:club]「アメリカには中世がない」。「言わず語らずで了解される」社会ではない。[E:club]

祖先の恩恵を得ている名門出の麻生太郎に対し、市民運動から出てきた菅直人。アメリカの市民運動のパワーに関しての言葉。

[E:club]「根本的に違うのは、草の根にある寄付文化。政府に任せず、自分たちで動く。大統領選もそうですよね。大小のカンパで何億ドルになる」。(中略)自分たちがこの町を、この国をつくる。その意識の強さ。「日本はえらい人にやってもらう『水戸黄門』文化がいまでに色濃い。自分たちで金を出し合って雇う『七人の侍』的要素が、必ずしも広がらない」[E:club]

続いて24日(火)夕刊、ニッポン人脈記、「あの頃 アメリカ15回 歴史を深く吸い込んで」。ハーバード大の歴史家、入江昭さんの巻。

トップに必要な資質は、戦略性とか統率力ばかりではない、という結び。

[E:club]「言語感覚が豊かで、機知に富んだ、味のある会話ができること。これは大切です」。その場限りの気の利いた会話のことではない。歴史へのまなざし、人間への洞察力、前向きに考える姿勢。すべては言葉に集約して表れる。(中略) 日本はもっとおおらかであれと思っている。歴史に学び、ユーモアを忘れず、堂々と。[E:club]

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