こぼれ落ちていた切り抜きのなかから再読してやっぱり面白かった記事のメモ。

○WWD4月9日発行、vol.1684.「ファッションはニュースだ!!!」第29回「エルメス」「カルティエ」の決算を読む。

エルメスが生産追いつかず、営業利益率が30%を超えている、しかもエルメスは公式見解としてマーケティングをしていない、という話から。

斎藤: ……マーケティングというのは、リスクをヘッジした状態でビジネスをするってことだからね。

三浦: つまり、エルメスもカルティエもパンとか米とか水なわけよ。

斎藤: そのたとえ、なるほどだね。つまり、エルメスもカルティエも人間の欲望の対象そのものだってことだよね。バッグが欲しい、じゃなくて、エルメスが欲しい、カルティエが欲しい、だからね。その欲望は人種とか超えちゃっている。

三浦: なくてはならないものになったってことだよ。ビジネスとして次のステージに入ったということだな。ある意味で勝利宣言だね。ファッションでは出来ないことだよな。

斎藤: そういう意味ではロレックスこそ、次のステージにもう行ってるブランドじゃない?

三浦: そう言われてみれば、ビジネスのやり方がスゴイ。

斎藤: ブランドはあるけど店舗はないんだから。ブランドを表現するのに、空間は必要なかったってことでしょ。それでもロレックス。

三浦: 営業利益率は30%どころじゃないかもな。

斎藤: だから、究極のラグジュアリーブランドはロレックスが1番手で、2番手がエルメス、3番手がカルティエって感じ。

……なんだかものすごく遠い世界の話にも聞こえるが^_^; でも、マーケティングしないからこそ顧客をがっちりつかめる、というのはとてもよく理解できる。いまどきの消費者は賢い。企画書やマーケティングやプレゼンなんかが透けて見えるようなもんに、誰が高い金を払うものか。ラグジュアリー産業だからこそ、かもしれないが、マーケティングをしないからこそ消費者の夢をいっそうかきたて、がっちりと心をつかむこともある、というのは当然のこと。

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