切り抜いておいた記事のメモの続き。5月1日付朝日、オピニオン欄「いま、ここにある憲法」。なんと憲法改正試案をつくったという哲学者・作家の東浩紀さんへのインタビュー、「護憲・改憲を離れ 新しい日本デザイン」。

「この国では政権交代が待ち望まれていたわけですよね。しかしそれが実現したところでほとんど何も変わらなかった。変な言い方ですが、もはや政権を代えている場合ではない。もっと基層の部分を変えなければならないことが明らかになった。そうすると、憲法に行きついてしまうわけです。新しい日本のイメージ、『日本2.0』を多角的に描き出すためのひとつの手段、シンボルとして、憲法を自分たちの力でつくってみようと」

「例えば現在のOSで自衛隊を動かそうとすると、間に別のシステムを入れる必要があり、動作がすごく重くなっています。だったら自衛隊がもう少しサクサク動く、国がうまく回るOSに入れ替えたほうがいいんじゃないか。そんな感じで、従来の護憲、改憲の議論とは全く関係ないところから発想し、半年間議論を重ねました」

「ストックを守りながら、流動的な社会にも対応する。二重の戦略が求められる、歴史的な段階に入っていると思います。(中略)日本国や日本人とは何かということを人工的にきちんと再定義しておかないと、この国は100年先までもっているかわからない」

「憲法を考えることは国のかたちを考えることです。しかし現在の憲法をめぐる議論はイデオロギー的で負荷がかかるから、普通の人は近づきません。(中略)護憲か改憲かが、戦後日本を認めるか否かという話になってしまっている。新しい国をデザインしようという前向きな意欲を萎えさせていたのだと思います」

あ~なんて風通しのいい、かっこいいことをやってくれるのだろう!国の形をつくる基礎、「グランド・デザインとしての憲法」という発想に共感を覚える。

私は正直なところ、政治的に言うところの右にも左にも、距離を置きたいと思っている。右寄りとか左寄りとかの人が言ってることがよくわからないということもあるし(~_~;)、なにか自分の主張にそぐわないものを強く批判するというその狭量さについていけない。右に転んでも左に転んでもいやだ。その選択肢しかないような状況なんてさらに息がつまる。そんなカテゴリーとは無縁の枠で、日本のあり方を考えたっていいんじゃないかと思っていたところに「憲法2.0」の案。

具体的にどんなものが出てくるのかは7月に明らかになるようだが、ひとつの試案としてこれは本当に楽しみだし、そういう発想を生み、具体的にちゃんと提案しちゃう東浩紀にはやはり一目置かざるを得ない。

関係ないけど、完璧な快晴の夜に見ることができた、今夜のスーパーフルムーン。連休も結局仕事づくめだったのでそろそろ月に帰りたくなった……(だいぶ疲れが頭のほうにキテおるな(~_~;))

55

0 返信

返信を残す

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です