ここ一週間ほど連日ぎっしり取材やイベントづくしだった。やっと少しひと段落。やらなくてはいけない仕事が山積だけど、抜け落ちたまま、書き留めておかなくてはとおもったことだけ、ちょこっとピックアップしてご紹介します(仕事もちゃんとやります、はい)。 

6日(木)に立ち寄った、神宮前のオーダーメイドアクセサリーの店、Rust。本店はロンドンにあって、デザイナーは日本人の内海直仁さんと奥様のアルテミスさん。たまたまこの日、帰国して受注会真っ最中のパリ在住のテイラー、鈴木健次郎さんと友人をまじえてランチしていて、内海さんがクリエイターとしていかに刺激し合える存在かというような話をうかがっていた。彼は10代から渡英し、最初は靴のことを勉強するつもりが、紆余曲折を経て、オーダーメイドのアクセサリーを自分でデザインして販売するという今のやり方に行きついたとのこと(このあたりのことは、いつかご本人から直接お話をうかがってみたい)。

Rust 東京店の店内はそんなに広くはないけれど、繊細な美意識に貫かれたアクセサリーがセンスよく並ぶ。

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2階はメンズフロア。予約制で、別の建物から入っていく。一見、ふつうの事務所風だけど入ってみると、不思議の国のアリス。男性用の小さなカメオのアクセサリーや、オーダーメイドのシールリング(上流階級の男性が紋章などを掘り込んだ指輪をしてることがありますが、アレです)などが中心で、古着も扱っている。独特の、きめこまやかで少しオフビートな今のイギリスの美意識を感じさせる空間。

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なぜこの店を訪れたのかといえば。

きっかけは、FB友でもある内海さんが、私のブログを読んでくださっていたこと。2011年にBBCがドラマ化したディケンズの「Great Expectations」(大いなる遺産)のスチールフォトのあまりのクラシックな美しさを私がホメていたことがあるのだが、それを覚えていてくれて、DVD化されたその作品をロンドンから空輸してくださったのである。

その思いやりに感激し、よい機会だからと思って店舗まで受けとりに訪れた次第。

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内海さんご本人はロンドンにいてお会いできなかったが、きれいに梱包されたDVDの封筒には、おまけに、と英国で限定発売されたファッション切手も添えられていた。イギリスのファッション史の粋な解説が書かれたリーフレットつき。なんと粋な心配りなんだろう。

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さらに内海さんが拙ブログを読んでくださったきっかけをさかのぼれば、内海さんとかねてよりお知り合いだった鈴木健次郎くんのトークショーのお相手を、昨年、たまたま私がつとめたこと。やはり「ご縁」というのはどこでどうつながっていくのかわかりません。ひとつひとつの仕事や出会いを大切にしていくことが、次のご縁にゆるやかにつながっていくのかな。

FBでちらっとこの話を書いたら、まったく接点がなさそうだった別の友人も、実は18歳の内海さんの作品をロンドンで買っていたことを教えてくれて、なんだか不思議なつながりを感じたのだった。ささやかかもしれないけれど、かけがえのないご縁の連鎖。ちょっとしみじみ感じ入ったできごと。

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