心身にぼかっと黒い大きな穴が開いたように感じるときがありますよね。重たいのか、虚しいのか、とにかく何をしても身が入らず、脳みその輪郭が鈍くにじんだまま、というような。

とはいえ、いつまでもそんな状態をずぶずぶ引きずっているわけにもいかず、リセットのきっかけがほしい……。そんな「心の季節の変わり目」をフレッシュに癒し、はげましてくれるようなフレグランスを、一足早く、楽しむ機会をいただいた。パルファン・ロジーヌ パリの新作「スフレ・ド・ロ―ズ」。ローズなんだけど、アニスが効いていて、涼やかで軽やか、春のそよ風のようなフレグランス。

Souffle2_b

ロジーヌの香りをつくるアーティスト、マリー・エレーヌ ロジョンのインスピレーション源になった薔薇は、ピルグリム。チョーサーの「カンタベリー物語」のなかの「ピルグリム(巡礼者たち)」から名付けられたもの。写真が、ピルグリム。

Pilgrim

この物語のひとつ、Clerk’s taleには、こんなフレーズが出てくる。

A love grown old is not the love once new.

なんて訳したらいいのかな、「時間が経って変質してしまった愛は、かつての、生まれたての愛とはすっかり別物」っていう感じ?

The love once newの記憶が鮮やかで美しくあればあるほど、a love grown oldとの落差に苦しむことになる。善し悪しね。

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