[E:club]三越伊勢丹の紳士服部門の社員の方々を対象とした研修で、レクチャーをしてまいりました。テーマは、「近代紳士服の歴史とパーツをめぐるスト―リー」。今年で4年目になります。現場に立って接客している方はモチベーションも具体的で、熱心さが伝わってくる。逆に刺激を受けます。ありがとうございました。

[E:club]「ラルチザン・パフューム」表参道店で、フレグランス・プロファイリングを受けました。いつも感じるのだけど、プレスの青木美郷さんのボキャブラリーが圧巻。絵を見るようなフレグランスの「情景」説明に聞き惚れました。20種類以上の物語、まるで短編小説集を読んだあとのような。

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今年の運命を切り開く(笑)フレグランスを、選んでいただいた。「自分のイメージを正しく伝える」香りを選んでも、イミないのだそう。見た目を裏切る香り、「見た目や言葉では伝わらない」部分を伝える香りを選んでこそ、フレグランスの醍醐味が味わえる。

最後は、店長の春薗美樹さんのひとことが決め手に。「私はこうよ、と主張する香りは、ダメ。むしろ自然の中に溶け込んでしまうような香りをまとい、あなたはどこにいるの、と見つけてもらうようにしたほうがいい」。深い。折しも、「我を消し去る」こと、「相手に感情や要望をぶつけない」ことを、今年の目標にしていたのであった。これは私のように感情のふり幅の大きい人間にとってはかなり厳しい精神修養を必要とすることなのだが、フレグランスがそれを助けてくれるとすれば、心強い。

という逆転の発想で、これまで「私のイメージではない」と思い込んでいた、我を消し去るようなフレグランスとしばらくつきあってみることになりました。誰にも見つけてもらえなかったら、まあ、それはそれで、運命ですな(-_-;)

左が青木さん、右が春薗さん。世界を香りとともに旅したような、イマジネーションにあふれた楽しい時間でした。きめこまやかなおもてなしを、ありがとうございました。

Artisan_with_misha

最終的に何を選んだかは、秘密にしておきますが、最後まで迷ったほかの2本をご紹介。「Passage d’Enfer (地獄通り)」と「Nuit de Tubereuse (チュベローズの夜)」。前者は、私の座右の銘「地獄を経験しているならそのまま突き進め byチャーチル」のイメージとぴったりだから。しかも、名前を裏切るように、静謐で、天国へいざなう香り、というのところがツボにはまりました。後者は、私の視覚的イメージそのまんまと言われたから。しかも好みど真ん中。それをますます強調してどうする、というわけで、見送りました。

これまでの発想の延長にはなかった、圏外からの(笑)運命の一本。タイミングよく、幸運の星、木星がふたご座に到来するようですし。

正しく見つけてもらう努力をする、というのは受動的でいて、そうではないのですね。ビジネスの場と、そうではない場では、よりよい結果をめざそうとすれば、努力のベクトルの方向を逆向きにすべきときがあるようです。

 

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