文体が好きで、とりわけ映画もの、イギリスもの、イケズものはずっとフォローしていたエッセイストの入江敦彦さんに、ようやくお目にかかることができました。先方も、私の本を読んでくださっていて、お互いに書くものを通してリスペクトし合っておりました(少なくとも私は)。

六義オーナー椛川劉一さんにお引き合わせいただいたマルチプロデューサーの日置徹さんが、京都から入江さんがいらっしゃるのでご紹介しましょう、とお引き合わせくださいました。人とのご縁というのは、こういうふうに人から人へと思わぬ方向へつながっていくのですね……。感慨深い。

昨年は大きな手術を3回も経験されたということで、こんどの本のテーマは「病気もの」だそうです。一時は痛みで死のうとさえ思われたそうですが、その経験を書いて「昇華」し、読者にも通じる普遍的な話として残そうとする態度は、さすが物書き。

「絆」「つながり」「向き合おう」「闘おう」みたいなことはぜったい書けない(笑)というところには相通じる感性を感じるものの、入江さんの感受性はゲイ特有なのか、それ以上に個人の資質にもよるものだと思いますが、はるかに繊細でヒネて入り組んでいて、ひとつひとつのエピソードの語り口の面白さに笑い転げさせていただきました。

縁切りカフェという小説のお話を聞きながら、縁切りは縁結びよりも難しいという話にも納得。

トークのお仕事もなさっているようで、直近では「ゲイのためのイケズ講座」、2月17日(日)に新宿二丁目のゲイバー、Bumpy! にて17:00~ & 18:30~ 行うそうです。ほんとうにお話上手なので、入江ファンは、もしよろしかったら。

写真、中央が日置さん、右が入江さん。表参道スパイラルカフェにて。ちょっと暗くてゴメンなさい。

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