で、どのように変わったのかのお話です。

表参道のラルチザン・パフュームでフレグランス・プロファイリングを受けたのが4か月前の1月29日だった。

あのとき、先の見えない苦しみのトンネルの中にいて、新しい希望を見つけたいと願っていた。人生を変えるためには、自分の行動を変えなくてはならず、そのためには発想というかアタマのなかを変えなくてはならないというリクツはわかっていた。つまり自分自身を変えなくては、運命など開けてこないことはわかっていた。でもどういうふうに。それがわからなかった。

4か月前、狭いながらもエキゾティックで美しい空気が満ちる店内で、プレスの青木美郷さんの豊富なボキャブラリーや店長の春薗美樹さんの優しい笑顔に導かれるように、「こうありたいのにこうなっていない」ことをいつのまにか素直に話していた。おふたりは親身になって、私の運命を変えるための(笑)香水を選んでくれたのだった。最後に残った候補の二本のなかから、美樹店長のひとことが決め手になって、私はあるフレグランスに背中を押してもらうことになった。「私はこうよ、と主張する香りは、ダメ。むしろ自然の中に溶け込んでしまうような香りをまとい、あなたはどこにいるの、と見つけてもらうようにしたほうがいい」。

自分を主張しないフレグランス。エゴを放棄するための香水。これといったつかみどころのない、自然にとけこむ香り。これまでまったく「タイプ」ではなかった、どちらかといえば「青くさい」フレグランスからインスピレーションを得て、4か月間、発想を変え、行動を変えた。それがほぼ習慣になったころ、ささやかに、いい方向に動き出すようになった。

たかが香水、とあなどるなかれ。自分の行動、ひいては発想を変えることで、運命はほんとうに引き寄せられる。香水はその波動を増幅させる働きをするのかもしれない。自分の行動を望ましい方向に導き、届けるべき対象に波動を送る影の立役者となってくれることがある。

そのとき選んでいただいたのは、これだった。究極の青いイチジクの香り。プルミエ・フィグエ・エクストレーム。シャワージェル、ボディローションと重ねていくことでひときわまろやかに深みが増す。

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自分ひとりの偏見や意志にとらわれていたら決して選ばなかった香り。この香りが直接効果を奏したということよりもむしろ、この香りとハーモニーを奏でるような発想に頭をきりかえ、そのように行動した、ということが大事だったのですね。どのように自分の人生をもっていきたいのか、そこに焦点をあててクリアに見つめることからまずはスタートしないと、望むものにも出会えない。

くどいけど、フィグエがストレートに本能に働いたりして効く、というわけではない。香水はそんなに短絡的な、万能なものではない。それがもたらすストーリー、イマジネーション、すべてを理解して、その世界とハーモニーとなすように自分のマインドをコントロールして行動を変える、その点がなによりも大事なのだ(たぶん)。

昨日は、夏の海にいざなうような新しい香水2種類のお話を聞くために訪れていた。アナナス・フィズとコート・ダムール。

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これはこれですばらしかったのです。で、前回のプロファイリングの効果を話したところ、スタッフのみなさんは、「それはそれ、これはこれ!」ということで、さらに親身になって、もう一歩前進するためのフレグランスを選んでくださったのであった。これがいったい何なのか?は、また次回、機会があるときに。

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スタッフの酒井亜由美さん(左)、店長の春薗美樹さん(右)と、記念撮影。

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