10代の頃にいちばん夢中になっていたマンガは、「ベルばら」ではなく、「愛と誠」だった。最後のシーンにいたるまでの数ページは、何十回読んだかわからないくらい。だからほんとうは去年試写状を頂戴したときにすぐに見たかったのだけど、ただでさえ綱渡りの仕事に加えてPTAまでやらなくてはならなかった昨年は、映画のために出かける時間を作ることがどうにもこうにもできなかった。

で、ようやくDVDで。三池崇史版「愛と誠」。妻夫木聡の誠、武井咲の愛、斎藤工の石清水、そしてそして、安藤サクラのガムコ! マンガそのまんまのイメージで、というか、マンガをかなり戯画化して、ばかばかしさとシリアスネスの絶妙な混合で見せてくれた。前半はとくにミュージカル仕立てで、70年代の直情と熱気がよみがえるようなヒット曲にあわせて、ベタベタに野暮な(あえて、でしょう)振り付けでキャストが踊る。西城秀樹の「激しい恋」の歌詞、あらためて今聞くと、ほんとうに「激しい」^_^;

ツボどまんなかの直情激闘ストーリー、三池節のとことんバイオレンス、妻夫木聡の抑えた色気、70年代の魂わしづかみ歌謡曲、などなどのあれやこれやに、感情がゆさぶられっぱなし。見終わってど~っと体力を使い果たし、しばらく立ち直れず。むしろ映画館で見なくて正解だったかも(笑)。これほど、観るのに体力を使う映画って、久々でした。

Aitomakoto
やはり愛と誠のストーリーは、永遠のプロトタイプだわ…。ばかばかしいんだけど、真剣勝負。いかがわしくてテキトーなところもあるけれど、ほとばしる激情のぶつかりあい。そんな視点で描いてくれたのが、よかった。「勘違い」、万歳。

「愛は平和ではない、愛は戦いである。 武器の代わりが誠であるだけで、それは地上における、最も厳しく激しい、自らを捨ててかからねばならない戦いである」……10代のころ、暗記していたはずのこのモットーの重みやリアリティが、今とはまったく違うものだったような気がする。

2 返信
  1. 武藤興子
    武藤興子 says:

    香織さん、
    映画を担当されたヘアメイクさんからのご依頼で
    「愛と誠」のメイク(正確にはメイク前のスキンケアですが)に、YON-KA使って頂いたんですよ〜!俳優さん達からは、香が良い、など好評を頂いたと聞いています♪
    それにしても、「ベルばら」より、「愛と誠」派だったとはw

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  2. kaori
    kaori says:

    >興子ちゃん
    コメント、不意打ちで嬉しいサプライズだわ! ありがとう!
    ヘアメイクさんにYon-Ka愛用者多いですね。
    私がOpenersでアルマーニ着て撮影したときも、ヘアメイクさんが使ってくださったのはYon-Kaでした。
    以後、今も、愛用中ですよ~(o^-^o)

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