2013年8月26日
ずいぶん前にGQ誌で翻訳をした英文記事のなかに
Johnstons of Elgin という固有名詞がありました。カシミヤで有名なブランドですね。
締め切りぎりぎりで確認も間に合わないまま、さんざん悩んで
「ジョンストンズ・オブ・エルジン」と表記したのですが、
正しい発音は、「ジョンストンズ・オブ・エルギン」であることを、
スコットランドに旅行中のFB友が、わざわざ現地の方に聞いて教えてくださいました!
お詫びして、訂正します。
「ジ」か「ギ」か。ささやかなことですが、そんな細部にこそ信用は宿るのですよね。
ちなみに、日本代理店のサイトでは「エルガン」と表記し、楽天などの販売系サイトでは「エルジン」と表記しているところ多。
「エルギン」か「エルガン」かは、スコットランド英語をどう聞き取り、どう表記するかという感覚にかかっているでしょうか…。
書いた本人も忘れかけていたことを覚えていてくださったことも嬉しいし、
誤りを教えてくださったことにはさらに感激しました。
越智さん、ありがとうございました!
涼しいスコットランドの夏を満喫してください。
知的で優しい読者に恵まれたことに、感謝します♡
スコットランドで越智さん滞在の、St.Andrews Old Course.
細部に誠意を持つことによって信頼が生まれること、中野先生の書き手としての姿勢を垣間見た気が致します。
日本代理店の公式な記載が悩ましいですね。
英語は苦手の身で僭越ですが、スコットランドの貴族の称号「Earl of Elgin」は「エルギン卿」と訳されることが多いです。
(幕末に訪日した外交官・ジェイムズの史料が訳されるおりに)
現地からの情報が心強いですね。
そのつながりもまた、お人柄のたまものと感じ入った次第です。
>エスさま
コメントありがとうございます。
「エルギン卿」! ああ、そこまで連想がいくべきでしたね。固有名詞のカタカナ表記は、ほんとに、悩ましいところです…。
今後も、なにかお気づきの点あればどうぞご指摘くださいませ。
仕事の途上で得たことを(御存じでいらっしゃることを省みず…)厚顔に披露してしまい汗顔の至りです。
中野先生のよう謙虚に、好奇心とユーモアを持って文意を開拓される方にクリオも微笑むのでしょう。
アイリーンがシャーロックの心を奪ったように(!?)
「歴史の女神クリオは、九人の姉妹のうち恐らくいちばん内気であって、最もたゆまないまた理解力のある献身者に対してでなければ、なかなか顔を見せようとしないのである」
(E・H・ノーマン『クリオの顔』)
>エスさま
あたたかいお言葉、痛み入ります…。
とても勇気づけられます。多謝。
でも買い被りすぎ、私など、ただの、ホントの天然なのですけどね^_^; 心のままに行動してクリオさまに愛されれば至福ですね! 調子に乗りすぎないように、がんばります。笑