鈴木光司さんの長編『エッジ』が、アメリカのシャーリー・ジャクスン賞を受賞。「変人」が40人ほど集って祝賀会がおこなわれました。神宮前の「レストラン・アイ」にて。

メニューも、アミューズからして「白い粉灰、黒い灰チュールに包まれ 塩で『エッジ』を利かせたトリュフグラス」など、祝賀の趣き。

アメリカで売るために戦略を練った、という鈴木さんのお話が興味深かった。『リング』は世界中で売れたのに、アメリカではさほど売れなかった。おそらく、日本のローカルな土地で始まりローカルな土地で終わる話だからだろう、と考えた鈴木さんは、『エッジ』の舞台をアメリカにもってきた。アメリカの砂漠に始まり、アメリカで終わる話にした。アメリカ人は、案外、知っている土地の話だと読みたがる単純なところがある。その読みが当たった、と。

日本の本が世界で「売れる」ための戦略はまだまだありそう。

貞子さんもお祝いの席にいらっしゃいました! あらためて、受賞おめでとうございます。

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