肩書きなどそれこそただの肩書きであんまり本質的な仕事には関係がない、と思っていましたが、今日、→のプロフィル欄から、「服飾史家」というのをはずしました。名刺からも、削除しました。

というのも、私の書くものをまったく読んだこともない方が、この肩書きだけを見て、「ファッションの専門家」→「コーディネイトをアドバイスする人」として見る→期待と違ってがっかりする、あるいは、その種の専門家から勝手にライバル視(?)されて陰で罵倒すらされる、という事態があまりにもたびたび発生し、なんだかほとほと疲れて面倒になったというのが本音です。

もともと、日経新聞の連載を始めたときに、記者さんがつけてくださった肩書きを、便宜的に使っていただけのことでした(それはそれで、たいへん便利でした)。仕事さえきちんとやっていれば、とのほほんとしてましたが、人は肩書きで人を見るのだ、ということを、最近になって、痛感しています。

いろんなところで話したり書いたりしていますが、私は実用的なコーディネイトをアドバイスするスタイリストでもなければ、セレブリティのファッションチェックをする服飾評論家でもありません。

それもできればすばらしいだろうなとは思うのですが、できるようになる努力をするつもりもありません(スタイリストや服飾評論家を軽視しているわけでは、もちろん、ありません。この分野にはリスペクトする友人がたくさんいます)。だから、誤解を招きやすい「服飾」という用語を名刺から削除することにしました。

現在から見た過去の事象を通して、人の行いや感情の本質にあるものを見つめ、エンターテイメントの味付けをしてお届けし、読者の方が未来を見通す何らかのお役に立てれば幸い、と思います。

匿名で、陰で、人を中傷してすっきりした気分になっている方には、ただただ、神のご加護がありますように。

2 返信
  1. Taul.O
    Taul.O says:

    名が出れば叩かれ落とされる。
    似た事がシャーロックの2nd,season第三話にもありましたね。
    屋上に上がられる前に、この御対処で安心しました。
    >現在から見た過去の事象を通して、人の行いや感情の本質にあるものを見つめ、(エンターテイメントの味付けをしてお届けし、)読者の方が未来を見通す何らかのお役に立てれば幸い、と
    正に史家のスタンス。
    肩書きなど無くとも、なお一流の史家であられる事は、読者は皆よく知るところです。

    返信
  2. >kaori
    >kaori says:

    >Taulさま
    あたたかなお言葉痛み入ります。
    >屋上に上がられる前に
    (笑)シャーロックほどの「覚悟」がないので上がれないだけで。
    風通しのいい場所を選んで自由にやってまいります。今後ともよろしくご指導ください。

    返信

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