限界だ…と思っても人が待っていると思えばそこへ身をもっていって働かなくてはならない。で、またなんとかなってしまうものなんですね。それを超えると疲労のピークを通り越してむしろ「軽く」なる。足なんかはおそろしく疲れているのになにが「軽い」のか、よくわからないのだが、とにかく「私がどうこうしたい」という感覚がとけてなくなっていく。待っていてくれる人、私に会って喜んでくれる人、そんな人たちに生かされているんだな、とぼんやり思う。

そんなこんなの限界超えの仕事の後、知人が関わるイベント3つに顔を出す。

アルマーニ銀座タワーで行われている写真展。TOKYO1970 by Japanese Photographers 9。これから何かが始まる、という猥雑なエネルギーに満ちた1970年代の東京の人びとが、生々しく、いまここに、息をしてる感じ。

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バーニーズ銀座店で、London Meets New YorkのDJトークショー。バーニーズ・ニューヨークとヴァルカナイズ・ロンドンの合同イベント。ダブルデッカーまで空輸して丸の内~銀座を走らせるなど、関連イベントには力が入ってます。バーニーズの社長とヴァルカナイズの社長が「何か面白いことをしたいね」と話していて実現したキャンペーンだそうだが、わくわくする仕事って、結局、そうやって人と人とのオーガニックなつながりから生まれてるのよね。マーケティングがすけてみえる「企画書」じゃないのよ。

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バーニーズ新宿店では、沖野修也イラストレーション展。ANOTHER FACE、前夜祭。ここでなんと、東大で教えていたころの教え子に「せんせー!」と声をかけられる。現在グーグル勤務の女の子で、20年ほど前の教え子。 全然変わらないのですぐわかったといわれて喜ぶべきか嘆くべきか(-_-;)  近日中にグーグルのオフィスに遊びに行くことに。なにと出会うかわからないからこそ行動してみるべきなのですね。

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最後はルパランに立ち寄りほっ。一人の時間って落ち着けるのです。「ぼっち」がみじめだという人の気持ちがわかりません。もちろん、たくさんの人とおつきあいする時間あってのひとり、がまた格別なのかもしれないですが。

処方していただいた、サヴォイ・タンゴ。サヴォイホテルで作られた伝説のカクテルで、カルバドスとスロージンでできている。ずっしり、効いた・・・。

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まだまだたくさんのことをやりのこしてしまったので、今週末もひたすら仕事です。ちょっとだけエネルギー補給できたかなの金曜の夜。

<追記その1>

スロージンとは、Sloe Gin。スモモの一種、Sloeberryをつけこんで作った蒸留酒のことです。ゆっくりと効いてくるジンではありません^_^;

Sloe_berry

<追記その2>

チェイサーのグラスにつき、写真を見たケン青木さんから、レストランCiprianiのものですか? 看板の絵がグラスの絵と同じ、との質問が。

この質問をマスターに送ったところ、「ヴェネツイアのハリーズバーで買ってきたもの」というお答え。ゴッドファーザーのアメリカ、サヴォイ・タンゴのイギリス、ハリーズバーのイタリア、という三カ国協議(?)を演出していたらしい。

というお答えをケンさんにお送りしたところ、「CiprianiはHarry’s Barの創業者だった」というご教示をいただきました。

Cipiani のサイトを見ると、なるほど…。ハリーズバーは、「ベリーニ」や「カルパッチョ」を創作した伝説の社交バー。イタリアの文化遺産みたいな場所(national landmark)に指定されている。

さすが、心の網の目が細やかな砂金採りの方々と接していると、おこぼれの収穫も極上ですね…。酔いが覚めた後も、酔えます。

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