「シャネル」伝にはほんとうに夥しい数の固有名詞が出てくる。一度、シャネルの写真本を訳しているので、ほぼわかることも多いけれど、それでも、知らない人や事物の方が多い。

というわけで、ほとんど自分の勉強のためということもあるのですが、読者のレファレンスの一助にもなるかなと思って、シャネルをとりまく人や事物を写真つきでミニ解説するフェイスブックページを作ってみました。スキマ時間に一項目ずつ、足していきます。どれだけ続くかわかりませんが(^_^;) 。シャネルのネットワークに関心がある方で、一緒にページを作っていってくださるボランティア大募集中です。

https://www.facebook.com/chanel.lisachaney.nakanokaori

間違いや補足事項その他お気づきのことがありましたら、ぜひご指摘くださいませ。

シャネルをめぐる、ほんとうに大勢の人々のリストをたどりながら思ったこと。人は一生の間にこれだけの人と出会う。それぞれの出会いにおいて生まれた化学反応が、周囲に影響を及ぼし、社会を変え、文化を作り、ひいては時代を動かしていく。

シャネルがカペルと出会わなかったら帽子店を成功させることができなかった。ストラヴィンスキーと出会わなかったらNO.5は違った製品になったかもしれなかった。ウェストミンスター公爵に出会わなかったらシャネルツイードはこの世に存在していない。ミシア・セールに出会わなかったらディアギレフのバレエ・リュスは世に出ていなかったかもしれない。そもそもミシアに出会わなかったらストラヴィンスキーにも会ってない。

どういう人と出会い、どのような関わり方をしていくかということに対し、もっと意識的になるべきなのかもしれませんね。社交を侮るなかれ。目の前の人を大切に。だれがどんなめぐり合わせをもたらしてくれるかわからない。ものすごくささやかな経験と観察から言わせてもらえれば、偉い人・力のある人への媚びへつらいは逆効果(敬意や愛情の表現は別)。どんな人にも態度を変えず、慎み深くポジティブに、凛としてオープンマインドでいること。そして決して人の噂話に興じすぎないこと。たとえ誰かを中傷する現場にいても、それは中傷する人の問題であって自分の問題ではない、と考え凪でスルーすること。決して同じレベルに落ちないこと。これを淡々と続けることが人望を作り、長期的に見て、強力によい出会いを引き寄せる鍵となる。結局、魂にどこか似たようなところがある人としか、化学反応は起きえない。

社交だけでも、ダメ。人に流されてしまう。孤独に沈潜する時間を確保して自分の世界を確立する&社交によって化学反応を起こして自分の限界を超えていく。その丁寧な反復が人と時代を作るのでしょうか。たぶん。アクション&リフレクション、に倣う言い方をすれば、ソリテュード&ソーシャル。

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