19世紀イギリス好きには興奮モノの展覧会が続々。ラファエル前派展とザ・ビューティフル展。というわけで観に行く前に予習というか復習をかねて購入した「美術手帖」増刊がおもしろい。

それぞれの絵の解説もさることながら、スキャンダラスな人物相関図の解説が下世話な興味をそそります。ロセッティ&モリス&ジェーンの三角関係。そしてラスキン&ユーフィミア&ミレイの生々しい婚姻関係。魂わしづかみの芸術の背景にはいつだって、にわかには信じがたいドロドロの愛憎劇がありますね。やはり、感情を強く動かされないと、人の心を動かす作品なんて創り得ないのだ。そして創り手の感情をそこまで強く動かす最大の要因は、人である。

大学時代、英文学だったか英美術史だったかの講義中に、当時の先生から、ロセッティの描くプロセルピナに私が似ている(《゚Д゚》)と指摘されたことがあって(よほど退廃的な雰囲気だったのだろう。笑)、ロセッティの絵にはとりわけ親近感を感じるのである。ざくろジュースは20年以上、ほぼ毎日飲んでるし。

(注:プロセルピナは冥府の神プルートーによって冥界にさらわれた女神。ざくろをひとくちかじったために一年の半分を冥界で暮らすことになった)

当時のセレブリティのさまざまな出会いが引き起こした化学反応を、この本でしっかり復習してから再会しにまいりましょう。

0 返信

返信を残す

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です