ハケットロンドンの今シーズンのキャンペーンテーマ、「リーディングマン」。主演俳優、という意味だが、単なる意味を超えるニュアンスがある。

キャンペーンの一環として、ハケットがファッション集団「ザ・サルトリアル7」とコラボしたムービーを公開。

Hacket London x Sartorial 7

出てくるのはPR、スタイリスト、エディター、デザイナー、フォトグラファー、つまりファッション業界の男ばかりですね。業界人からスターが出るという現象じたいが、かねてから興味深いとは思っていたが(United Arrowsのカモシタさん、クリノさん、ポギーさんは、ピッティやアジアの一部の都市では、レッドカーペットを歩くスター級の扱いです)。

Sartorial_7

サルトリアル7。写真はハケットロンドンのFBページからシェアさせていただきました。

ここにメンズファッションにおける「リーディングマン」のヒントがありそうですね。理想のアイコンは、ジェントルマンからリーディングマンへ。

イギリス絡みで、最近読んだ2冊の本。

まずは、変化するイギリスに関して、ショックを受けた本。ブレイディみかこ著「アナキズム・イン・ザ・UK」。最下層、というか最底辺、アンダークラスの生活が赤裸々に描かれる。人種の多様性を促進しているのがアンダークラスの多産のシングルマザーで、生んだ子供たちの肌の色がぜんぶ違うとか。心がじゃりじゃりと殺伐としてくるが、そのなかでしぶとく生き抜くブリット・グリットの精神に救われる。これもまたUK。今の日本の一部は急速にこの本に描かれるようなアンダークラスの世界に近づいている。他人事ではない。

もう一冊は、王道の歴史の本。どんなに表層が変わろうと、なにが新しくてなにが変わっていないのかを語るためには、UKの歴史の基本は知っておかねばならない。近藤和彦先生の『イギリス史10講』。ザッツ岩波新書の記述なので、読むのに気合が要りますが。

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