ファッション関連の本をまとめ買い。

大西基之さんの「メンズ・ウエア素材の基礎知識」。カラー写真豊富で、基礎から丁寧に素材、服地に関して解説してくれる貴重な本。耳慣れない専門用語の解説もわかりやすく、折に触れ参照したい参考書として永久保存版です。目付、枡見本、珍杢など、はじめて聞くことば多々。後世に残るすばらしいお仕事です。


こちらも、図版豊富で、カタログのように眺めているだけでも楽しくなってくるメンズファッション史のムック本。初心者にもやさしく、専門家も楽しめる。こんな本がどんどん読まれて関心が高まり、ファッションの本を買う層が厚くなると嬉しいですね。

中村和恵さん「ドレス・アフター・ドレス」。エッセイのようなつぶやきのような文体で着るもののを通して身体感覚や社会的ありかたを考える・・・。こんな形の本もありなのですね。

中野京子さんの「名画に見る男のファッション」。1ページに11行という風通しのよすぎる大きな文字配置で、あっという間に読める。かつて
同じテーマで私が企画していたのは「読者が見えない」(=売れない)ということで却下されたことがあったので、やや複雑な気持ちもまじる(笑)。でも、絵画の専門家によってそのテーマがかえってよい形で日の目を見たならよかったではないか・・・と思うことにする。このくらいまで情報量を減らしてハードルを低くすれば読者がついてくるのかな?とマニアックに走りすぎることを反省したりとか。いやただ知名度の問題か_| ̄|○ 

ふだんあまり本を読まない多くの人は、読むとしても「知っていることしか読まない」ということも最近発見した事実。だから、いかなる形であれ、知識が広がっていくことは、ファッション学全体のレベルを上げて裾野を広げるためにもとても重要。もっとたくさんの人に、多様な視点から書いていただきたい!

2 返信
  1. まり
    まり says:

    2012年秋の阪急メンズでトークショーを拝見して以来、長らくご無沙汰しております。
    ブログは毎回楽しく拝読しています。
    ブライアン・フェリーの若いときの写真が表紙に使われたムックに、視線くぎづけになりました(笑)
    往年のファンとしては、服飾史の中でブライアン・フェリーとアントニー・プライスを取り上げていることに興味がわきました。ぜひ読んでみたいと思いました。
    >「知っていることしか読まない」
    >だから、いかなる形であれ、知識が広がっていくことは、ファッション学全体のレベルを上げて裾野を広げるためにもとても重要
    最近の読書の傾向としてそういうことがあるのですね、納得。
    些細なことでも身近なところから興味をもって知識を広げてゆくきっかけとして、こういうファッション本が多く出版されることを望みます。
    p.s.
    26日のThink of Fashion、時間の都合がつけば参加したいと思っています。
    シャネルのお話を楽しみにしております。

    返信
  2. >kaori
    >kaori says:

    まりさま
    コメントありがとうございます。
    関連本はたくさんあればあるほうが、棚も広がり、書店の中のいい場所にくるのです。笑
    26日、お会いできますことを楽しみにしています(ご無理なきように)。

    返信

返信を残す

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です